義経「北の王者の死」
藤原秀衡の温情溢れる眼差しに出迎えられた義経主従はさぞ「ホ」とした事だろう。
「何も申されるな・・・何もかも全て飲み込んでお引き受けする」なんという男の余裕と度量。
義経さんの夢の国の話さえ笑みを持って「ここで鎌倉とは違う新しき国を目指してみるか?」
実の親より親らしい恩恵を実社会でも受けることが良くあるが、肉親の柵ではない1ッ歩引いた冷静な俯瞰で物事を見、判断し適確な助言ができるのは圧倒的に他人からの事が多いものだが、そんな他者からの温情に恵まれた義経さんの、人を引き付けて止まない魅力が飛び抜けていたのだろうが大河では書き切れてはいない。
佐藤兄弟の遺髪を見せる部分は本来ならば切ないシーンのはずだが泣けない。
吉次からの様子で静のお腹に居た子が男子で、しかも既に死んでいるのでは、と察知する義経と
弁慶・・ここの書き方も残念ながら胸に迫るものは何も無い。
わざとらしいシーンを入れるのは実は子は生きていた・・に繋げるのか??。
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