眩しい歯並び
韓国へ出張したさとなおさんの日記を読んでいたらキムチが日本の物と全く違う、塩辛が決め手!みたいな事が書いてある。それならあそこだ!と突然、韓国大使館の前、仙台坂の韓国キムチの店を思い出した。教えてもらったのはかれこれ15年も前なので未だあるのかは知らないが、左側に韓国大使館のゲート、厳めしい顔の警備員が立ってこちらを睨んでいる。ちょうど坂を登り始める途中の小さい店なので、車を駐車しづらく、買いに行くのが億劫になって久しい。麻布十番に住んでいる友達に連れて行ってもらった日はカルチャーショックだった。小さい店に美味しそうな漬け物の桶。沢山のキュウリやカクテキやキムチに交ざって全く知らない食べ物や漬け物が店先に溢れるように並べてあった。小父さんが一人通れば塞がるような通路に立ってぼんやりと物色していると、やはり車で乗り付けたハチ切れそうな若い韓国人と思しき女性が私を見て「ここは、おいしいのよ!ほかじゃ食べられないのが一杯あるから!」と声をかけて来た。いかにも初心者風の私が選びあぐねているので邪魔だったのかもしれない。端に避けると、テキパキ注文しながら私を振り返って「いいから、ここのイカのキムチ漬けを買っていきなさい。」と綺麗な歯で笑った。
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