歴史が隣に座るとき
昨夜はまったく入れなかったので毎日更新にこだわって、ちょっと過激ネタの「笑い」についてのエピソードをUPしたら、「君って人は・・・!」とタイミングの悪さを早速息子から指摘されました。自由気侭じゃないと窒息しちゃうタイプなんですけど、一番恥ずかしいのは皆さんの中のイメージが膨らんで、何やら過大評価に???。歳だけ立派でも茶目子さんに過ぎませんので誤解のないように。
それにしても、読み難い文章を根気良く読んでくださった山川さん、誠に申し訳なくて、有り難い救世主のようなお方だ。私の気力の落ちているのを見事に察知なさいましたね。鋭い。
『新選組、敗れざる武士達』堪能しました。母と奪い合いながら読ませていただきました。永倉新八は大正4年に没し、わが老母は1月生まれなので大正6年になります。年表を照らし合わせてゆくと時代とは、意外にも手のとどくような近さで呼吸していることがわかり、心躍ります。
母方の祖父は会津若松の僧門出です。小学6年生の夏、祖父は私たち一族を引き連れて飯盛山の白虎隊討ち死にの跡地にお参りした事まで鮮烈に思い出せました。
徳川慶喜が政治的には勝利していた、と言う山川さんの解釈も好きです。後年武士にお茶畑を開墾させた策など愚鈍では出来無いですね。慶喜の居た地(明治元年(1868年)静岡に移住して30年間閑居)静岡が私のエッセイ「たまご愛」の静岡なんだ、とか。五稜郭に家の子郎党、引き連れて山口から渡った長州の子孫が私の友人なんだな、等々。歴史書を読みこむ時には血脈の気配を回りに探し楽しみます。
バナナと牛乳だけで素晴らしいお仕事をなさいましたね、完全食だけど心配です...。若者にぜひ!と熱烈推薦の書です。
土方の辞世の句の解釈、山川さん、実にお見事です。
<たとひ身は蝦夷の島根に朽ちるとも魂は東の君やまもらん>
東の君...への土方の想いは官能的ですらあります。説明はいたしません、いいから読め!です、ね。