2005/11/24 木曜日

猫が好き・・なら

Filed under: ネコ,友人 — patra @ 1:37:39

パリのお土産・・

アメリカの友人が旅行に行く友から「猫」シッターを頼まれたそうで目下猫の愛らしさに目覚めた模様・・彼女はずうと犬派でした。
お土産のナプキンを写真に撮って早速送ってくれました。patra家好みでしょう?と。好みです(笑)

フミちゃんが見たら「きゃ、」と喜びそう。
いかにもパリらしい悪そうなニャンコですね。

今回は大量に頼まれ物の買い物をお願いしたのでお土産はフミちゃん手ずくりの洋梨のジャム。
おいしい貴重なもの、大事に食べます。
定番のパリの街並のお店も届きました。

手づくりジャム

たのしい夕飯、(刺身とオデン、豆腐のお汁)を終え
TVで「愛のエプロン」を見ながら、これ三人とも大好きなんですが
面白い話題で盛り上がりました。

友人のフランス人と結婚した日本女性、彼が大の和食マニアなので張り切って味噌汁など用意して出迎えたそうな

一口味噌汁を飲んだ彼
「君、この味噌汁は何で出汁を取ったの?」「・・・」

すると次のデートに彼(フランス人)利尻昆布と削りカツオの出汁セットをお土産にイソイソ持って来たそうです。
日本人以上に出汁にこだわるフランス人もいるというお話に大笑いしました。


2005/11/23 水曜日

花の側が好きなんだ!

Filed under: ネコ タグ: — patra @ 1:13:33

チップ

叱られても乗っちゃう・・
誰が叱るのか、ってそれはお婆ちゃん。
フミちゃんは頭、撫でてくれるもん。


2005/11/22 火曜日

秋刀魚を探して三千里?・・

Filed under: 家族,料理 — patra @ 1:24:09

準備

海外に長く暮らすと季節の食べ物に郷愁が一番あるみたい・・
「食べたいものは秋刀魚だな〜」のリクエストに張り切るお婆ちゃん、近所じゃ冷凍かも、もう季節も終わりだし・・
止せばいいのに姉に電話、「来る途中で秋刀魚をよろしく」

ところが待てど暮らせど4時になっても屆かない、もうじき二人が到着しちゃうな〜と話している所へ黄色い声と共にドタバタ・・

何と何処にも秋刀魚が無かったそうで3軒目でやっと暢達。
「何で、今頃、秋刀魚なの?もっといいのが一杯入ってるよ〜」と魚屋さんに言われたそうです。
ご苦労様でした。
そこへ元気に若者二人到着、わいわい。

秋刀魚
あまりの大きさに例の大皿にのせたら
今度はメザシに見えた(笑)
日本の味里芋の味噌汁
好評だった里芋の味噌汁、お出汁を気張って浅葱をチラシたら
ちょっとよそ行きな感じ・・
「日本へ帰ってきたな〜って気がするよね」と二人にっこり。

仕事と法事のための帰国でした。
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2005/11/21 月曜日

待っ!

Filed under: ネコ,日々雑感 タグ: — patra @ 1:20:38

猫
ソワソワ・・
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2005/11/20 日曜日

’しずやしず・・’

Filed under: 大河義経 — patra @ 23:37:04

正直に言います。隠居、今回は泣きました。黛さんの辛抱の演出が実ったからです。

先週のどうにも感想を書けない理由は脚本は言うに及ばずそれ以上に演出の緩さ、緊張感の無さに絶望した事もあるのです。隙間だらけ。
吉次の納屋へ身を隠くす境遇の義経郎党どもの声音、ひそませるでもなく、裏につないだ船、みせるのは良いとしてもすぐ戸を閉めるでもない、あたりを憚る気配もない隙きだらけでずさんな演出に嫌気がさしたわけですが・・・今回流石に黛さん!良く考えられた細やかな展開でした。

静の情報を運ぶ郎党の出入りも必ず戸を閉め、あたりを憚るように声をひそめる・・

こうした当たり前の所作一つでも隅々まで注意が行き届くのとそうで無いのとでは、同じ役者でも雲泥の差、基本を疎かにしていると「絵」は決して立ってきません。

磯の禅尼が尋ねてくる所は、重要な布石になっていて台詞も生きています。義経とのやりとりに女親の気持ちが良く表れているからです。「静の気持ちをどうぞ無駄にせぬように・・厳しい詮議に何も答えなかったのは皆様方の身を庇ってのこと・・」
それでは男が廃るとばかり尚、助け出そうとする義経を「そのお言葉だけで充分でござります」に泣けました。
この時の義経さんの「・・」無言で反芻するような眼差し、辛い男の目になっていました。

佐藤忠信が輿に切り込む姿、これも泣けました。唯一人の武士である忠信が誰をも頼まず、乞食と見紛う姿で連夜の探索をつづけていただろう事が、その扮装からも容易に想像でき「男」の心情が狂わんばかりの責任感となって切り込む姿と重なります。たった独りの孤独な闘いこそ武士たる美学と言うもので忠信らしい最期でした。
傷つき倒れた忠信を翁の機転で運ぶ繋がりも自然です。
「平泉へ行くぞ」と言う声を聞き一瞬輝き、そして死んでゆく姿に泣きました。それにしても何と綺麗な死に顔だろう。

鎌倉でいよいよ頼朝に詮議される静、涼やかで厳しい目、石原さとみさんに終に静が降臨しました。
見事です。ここの無駄のない演出、たたきこむような緊張感。

「是非にお尋ねしたい事が・・・」「聞こう」「御弟であり、平家追討に功ある義経殿をなぜ討たねばならぬのでしょうや?評判への妬みでしょうや?憎しみでしょうや?」それに答える中井頼朝の完璧な間と表情の「・・弟ゆえじゃ」
二人の演技、鳥肌がたつくらい出色でした。
この静の台詞に込められた重さをよくぞ表現出来た天晴れなさとみさん。
出産のシーンも迫真で妖気せまりしかも美しい、舞う姿もこれ以上綺麗に静を撮ることは不可能であろう・・それくらいの緻密さが光る演出でした。

「しずやしず、しずのおだまき くりかえし・・」
今の今まで画面では静と義経さんが「愛のことば」といったようなものを交わさずに居て一体どこにあの狂おしくも有名な恋の歌を詠むことが結びつくのだろうか?
二人の何処にこの歌のような情念が・・といささか心配だった隠居、この歌い舞う静の恋がいかに命がけであったか、しっかりと観てとり又も泣けました。

政子や頼朝の演技を越えた見事な表情などから沢山の想像が膨らむ今回は素晴らしいの一語に尽きる。

山中で追っ手と闘う義経さんに降る紅葉、静御前の舞台に舞う紅葉、あらゆる所に黛演出の冴えが光ります。

我慢に我慢を重ね役の中で育ってくる役者の閃きを信じ、「辛抱の美学」に賭けた黛監督の勝利した石原「静御前」でした。滅茶苦茶泣けました。

無精髭の滝沢義経がどんどん男の顔になるのも楽しみです。


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