2005/11/28 月曜日

義経「安宅の関」

Filed under: 大河義経 — Patra ICHIDA @ 2:19:07

ありがとう、石橋蓮司さん!
観終わって叫んだ私に息子夫婦が笑いながら「脇で随分助かっているよね、良かったよ!」と言ってくれました。
久しぶりの夕食を一緒に下で食べるには「義経」が始る前に椅子に座ってね、と内線電話をしたくらい最後の追い込みです(笑)。が今朝の夢では黛さんが「今日は僕ではありません」と言ってらしたのでその事をフミちゃんに次いでに話すと「あ、ほんとだ」とタイトルを観て笑いました。

だから気楽に中華風豚と野菜の炒めもの、胡瓜とワカメの中華スープ、白菜の漬け物などで義経ディナー、でも静かに画面に注目・・・

いよいよ逃げ行く先は北陸道、すっかり汚れた山伏姿の郎党・・焦りと窶れがみえます。義経主従の動きもどうやら鎌倉殿には読まれている模様、さらに厳しい道のりが待っています。

一夜の宿を頼んだ猟師の所で何と巴に遭遇する義経さん、猟師に助けられ子を産み母の顔の穏やかな巴はモヨと称し「今生きていて、しみじみ良かったと・・・私を生きさせたのは貴方さま」・・・
「私も少しはお役に立ったのか、ならば良かった」と答える義経さん。
「諦めぬことじゃ、さすれば道はありましょう」この別れの言葉を伝えるモエは昔の巴のようにキリリとした瞳・・このエピソードは義経さんの優しさを現す意味で悪く無いと思うが、郎党の夢の語らいには苦笑も無きにしもだが、人間、苦境や極限の時に全くユーモアが無いか?と言うとそんな事は無く、かえって自らを振るい立たせるが毎くハシャグものだ。危険がせまる中の一時の夢想はかえってリアルな郎党達の胸中だと思う。

そして安宅の関へ・・・ずずっと引き込まれて観終わって、改めて石橋蓮司さんの演技にお礼を言いたい気持ちで一杯でした。
歌舞伎でもこの「勧進帳」のシーンは大袈裟なもので、もっとも有名、さてどうなるか?と思いましたが、冨樫とのやりとりで「何か?」と言いつつ弁慶の肩がジリッと義経さんを隠す辺りから・・隠居、目が弁慶と冨樫に釘付け。

切迫した問答の末、ついに勧進帳を空で読む件、冨樫にも嘘か判断つきかねる辺りの演技が実に素晴らしいったら無い。
「泉坊の不審あり!」懐の笛を咎められ「そなた真に山伏か・・?」

進退極まった弁慶、咄嗟に義経の懐から笛掴み叩き捨て六根棒で義経さんを思いきり叩きのめします。「まだ盗み癖が直らぬか」泣きながら笛も踏みにじり尚も腰を叩く弁慶の余りの勢いに冨樫泰家・・・この時の目の演技を観ることが出来ただけでも満足でした。
泣いているんです、ホントに・・・。
「先達殿! もう良い。」
「笛のいきさつ得心いたした」
家来に渡された酒の瓢箪と共に義経の側に来た冨樫の「したたかに打たれ今宵は痛さで眠れぬやも・・・其の時は酒で痛みを和らげるが良い。 盗みは致すなよ」
「・・・・」義経じっと冨樫を視る。

冨樫の目に多分一番鳥肌がたったであろう人は滝沢義経さんであるまいか。

「久郎殿・・」

昔から大好きな役者さん石橋蓮司さんに感謝した夜。この冨樫の目だけで統べての了見を察知する演技、並大抵では無い。とてもじゃないが軽いものになってしまったであろうからこの冨樫役、引き受けてくださった演出家としても優れている役者、石橋蓮司さんに配役を振ったスタッフにも敬意を表したい。
歌舞伎ならば蹴れんで引っ込む大見得の所をジワジワと涙ぐみながら鑑賞しました。
関を抜けた所で弁慶の大泣き・・
「弁慶、手をあげよ、そちの苦しみは我が苦しみ、そして皆の苦しみじゃ」
答える義経さんの顔も良かったです。


2005/11/27 日曜日

女のドラマ

Filed under: 感想 — Patra ICHIDA @ 5:29:39

日本に着いても色々と仕事の息子、上にいるのに2日も一緒にご飯を食べてません。
時差で苦しむフミちゃんに鰺の干物やビーツの茹で汁を利用した牛筋肉のスープを差し入れて、そっとして置く・・

お陰で、かねてから興味のあった3夜連続のTVドラマ「女の一代記」の最後まで堪能、杉村春子さんまでを観る。

全部観たあとの感想は、なぜか一番、難しいと思った宮澤りえさんの演じた瀬戸内晴海さん、いや寂聴さんのドラマが一番面白かった。まだ現存していらっしゃる寂聴さんの生き方・・「出家する事は生きながら死ぬこと」と説法で語る寂聴さんに充分な生命の輝きがあるからだろうが・・・テーマが明確なうえに女優としてりえさんの覚悟が見事だった。

りえさんは婚約破棄のあと色々事件があった直後の玉三郎演出、パルコの舞台、連日楽屋に届けられるバラ1倫の話しは有名で当時ヘアを担当していた私の友人に良く聞いていたエピソードだが、そのバラの贈り主の息子さんと恋人同志で競演する姿にも、りえさんの女優として辿る運命を強く感じてしまいドキドキが複雑に重なってスリルでした。

大昔、演劇やコンサートの会場で良く瀬戸内さんを目撃する偶然があったのだが、あのように売れっ子の作家さんがお連れも無く一人、毅然と立っていらした姿は非常に目立ったものだ。綺麗な着物の立ち姿が寂しそうだったが「秘める恋」は決して幸せとは成らない事を寂聴さんのドラマでさえ立証している。
それがどうだろう!今は沢山の信者に囲まれた墨染めの法依姿、その明るい笑顔、張りのあるお声、どこにも陰りが無い寂聴さんの現在。長く生きて初めて解る人生の不思議をつくづくと見せて頂きました。
「それでも人を愛しなさい。」大いなる矛盾説法に思わず拍手。思い出は、そりゃあるほうが良いにきまってるもの。
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2005/11/26 土曜日

ZINGARO

Filed under: 感想,時代 タグ: — Patra ICHIDA @ 1:00:09

zingaro
バルタバス演出の[loungta]のDVDを観る。
チベット僧の唱名か・・・重々しい荘厳なるお経からなる馬と人の競演。

loungta

でも凝り過ぎ・・
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2005/11/25 金曜日

プーさんのサンタさんが

Filed under: ネコ,友人 タグ: — Patra ICHIDA @ 2:50:20

写真を取り込む端子の接触がおかしくなってフォトローダーに取り込めないトラブル発生。
不思議に昨日も猫ちゃん繋がりで可愛い猫グッズをロンドンの猫ママさんから
贈ってもらい、家のニャン子のクララがその中にあった丸いプラスチックのボウルに早速興味を示しました。
回転する絵の入っている猫ちゃんの遊び道具です。恐る恐る手を出して戯れている姿の
かわいい写真を写したのに取り込めなくて残念です。

ロンドンは寒いのかな?ピンクのシャギーな袋に入った湯たんぽや美味しそうなママレードのジャムまで頂いた。
今年は贅沢にもニューヨーク、パリ、ロンドンのスペシャルなジャムを食べることが出来たわけだ。わお。しかも孫くらい小さいお嬢さん方からのカードに胸にポっと灯りが灯るような感じ・・・
小さいお友だちに二足も早いクリスマスを頂くなんて、凄すぎる(笑)

猫ちゃんが居るだけで幸せな隠居、猫フレンドの友情にぬくぬくしました。しあわせです。


2005/11/24 木曜日

猫が好き・・なら

Filed under: ネコ,友人 — Patra ICHIDA @ 1:37:39

パリのお土産・・

アメリカの友人が旅行に行く友から「猫」シッターを頼まれたそうで目下猫の愛らしさに目覚めた模様・・彼女はずうと犬派でした。
お土産のナプキンを写真に撮って早速送ってくれました。patra家好みでしょう?と。好みです(笑)

フミちゃんが見たら「きゃ、」と喜びそう。
いかにもパリらしい悪そうなニャンコですね。

今回は大量に頼まれ物の買い物をお願いしたのでお土産はフミちゃん手ずくりの洋梨のジャム。
おいしい貴重なもの、大事に食べます。
定番のパリの街並のお店も届きました。

手づくりジャム

たのしい夕飯、(刺身とオデン、豆腐のお汁)を終え
TVで「愛のエプロン」を見ながら、これ三人とも大好きなんですが
面白い話題で盛り上がりました。

友人のフランス人と結婚した日本女性、彼が大の和食マニアなので張り切って味噌汁など用意して出迎えたそうな

一口味噌汁を飲んだ彼
「君、この味噌汁は何で出汁を取ったの?」「・・・」

すると次のデートに彼(フランス人)利尻昆布と削りカツオの出汁セットをお土産にイソイソ持って来たそうです。
日本人以上に出汁にこだわるフランス人もいるというお話に大笑いしました。


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