2007/8/9 木曜日

チップ独白

Filed under: ネコ,日々雑感 タグ: — patra @ 10:12:36

chip

今日はリハビリの先生と自動上げ下げが出来て小回りの効く事務椅子が届いたので張り切って僕チップもカーテンの陰から覗いていたら笑っちゃった。
機能回復のためのリハビリ先生は若い人、ストレッチとか段差の見守りをしてくれます。先生が「じゃ足を僕の膝にのせてください!」ハイ、と両足をのせたpatraに「あの、片足づつお願いします」と先生。すいません私って図々しくて〜と慌てて下ろしたのを見て僕チップも先生も大笑い。

そんな所にインテリジェントチェアーが届いたので運動を中止し、使い方を習ってました。椅子の座面の上下から45度づつ角度が座ったまんま回転したりの賢い椅子はアメリカの介護グッズを扱う、アビリティーズ社のレンタルで1ヶ月たった1860−円くらいで貸してもらえるんだって、すごいね〜。
車椅子だと回転に150センチ必要だけど、この椅子は85センチで済むしブレーキもついてて狭い家でも有効なんだと・・・病院にいる時からデモを見せてもらっていたお気に入りらしい。格好もいいし。
冷蔵庫からモノを出したり座ったまんま掃除機かけるのに便利なので借りたらしい・・・
ところが途中でどうも接触が悪いらしくスイッチが利かなくなった。あれ?ヤ!?,入ったぞ!と大騒ぎ。patraが質問してました。「どのくらい上下させるとバッテリーが切れるのですか?」「7、8回でしょうか!」
それって少ないよね〜と僕は思うのでした。バッテリ−充電には7,8時間かかるらしい。コマ目に充電すればいいのかな・・
みんながお帰りになった後,patraは椅子に座って早速冷蔵庫を開けて、品物を膝にのせて台所へ、ご飯をつくってました。僕もカーテンの陰から出て野菜生活のそばで一休みしながら、この所毎日人が出入りするのでいつまでも逃げ隠れてる臆病な猫じゃいかんな・・・と反省したとこです。


2007/8/8 水曜日

病室にて

Filed under: エッセイ,骨折日記 — patra @ 0:51:25

天使のように可愛く、更に甘く綺麗な声の若い看護師さんがその夜の私担当でした。耳に心地良い声に慰められながら・・・よし!がんばるぞ!と自分にさらに気合いをいれる。こんなに可愛い看護士さんが、ななんと私にカテーテルを挿入すべく悪戦苦闘・・照明が暗いせいで作業が・・・。あの〜〜、そこ違いますけど・・気弱に答える私に二人共笑い出してしまう新米さんでした。
「イチダサ〜ン♪夜ご飯はどうしますか?」
「勿論、食べます!」と前向きな良い患者さんを装おうべく、張り切って答える私はオヤジな気分・・。

フミちゃんの日本滞在の二日間で身の回りを整えてもらうべく、ベッドから細々と指示をし、息子の入院グッズを全部借りてペットボトルの水を買い占め、用意万端整えました。火曜日までは旗日連休の為、先生は基本的にお休みなので、血栓予防の機械が足に取り付けられただけ、病室も静かです。肝心の両足はギブスに巻かれ機械で冷やされ沢山の砂袋やクッションに埋まりピクリとも動きません。
フミちゃんの報告によると1階にローソンが入っているそうです。美容院もあるらしい。息子の入った警察病院に比べ「綺麗な病院ですよ〜〜〜♪」部屋も4人部屋なのに2倍も広いそうです。フムなるほど!さすがはバブリーな郵政省時代の産物なのね,と感心する。

さしあたって最大の懸念は、洗濯モノをどうするか?です。早速看護師さんに伺うつもりで「息子夫婦は明後日には日本を離れるのですが、家には齢90の母しかいません、洗濯はどうしたら良いでしょう?、14日の手術にも立ち会えないと思いますが?。」
すると看護師さんは事もなげに「心配要りませんよ、病院にクリ−二ング屋サンが入ってますから頼むなら連絡しておきますけど?」とにっこり。シャツも靴下もパンツも50円、ズボン百円、パジャマ上下2百円と言う安さで昼に出して夕方にはベッドまで届くという便利さに私は勇気百倍!大安堵で早速お願いすることにしました。
昔、母が入院していた頃から十数年も経つのだ、時代が働く人、独り者のニーズに叶って来たのだろうと大喜びで・・・。
冷蔵庫とTVのカードを山ほど買ってもらうと私の臨戦対策は全て整いました。
「お婆ちゃんだけが心配だけど私は頑張るから何も心配しないで安心して帰りなさいね」命の恩人フミちゃんの労を労いながらベッドの中から手を振り別れを惜しみました。
息子からの伝言には「潔癖性なpatraだからしんぱい。いっそ個室にしたら?」そう勧められましたが自分の父を個室に入れられなかった私が個室なんてあり得ない、しかも整形の個室には車椅子用のトイレが無いそうです。無駄じゃ無駄じゃ・・これも修行と心得ますから。ちなみに整形の個室は1万8千円?安っ・・・父の病院は5万だった。

翌朝ふと気配を感じベッドの足下を見ると昨夜とはうって変わった年輩の看護師さんだか女医さんだかクールな人が無言のまま覗いている。「先生ですか?」いいえ、首を振りながら近づいてくると紙に書いたメモを渡された。考えまいと思っていた例の、そのメモには紙お襁褓と濡れテイシューとか用意すべきモノの羅列があった。・・・・もちろん消臭剤と共に山ほど購入済みだった品々が。現実的には辛いが避けて通るわけには行かない覚悟として私は知識のありったけを駆使し、自分用の通動散から何から万端考えられるだけのトイレ対策も指示し用意しておいたのですが。

さらに次の日・・・
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2007/8/7 火曜日

カントリ−スタイル

Filed under: 時代 — patra @ 12:09:51

カントリースタイル
ちいさくても機能的な昔の台所・・・

モノが多すぎる現代をほんとに反省しなくっちゃね〜


2007/8/5 日曜日

万事窮す…骨を折る

Filed under: エッセイ,骨折日記 タグ: , — patra @ 0:43:42

息子がパリ帰国前日、下でお別れ会食する前に一風呂浴びた後、浴そうのへりから滑って腰椎圧迫骨折をしたのは1月、胆がつぶれるほど驚いたが落ち込んでいる息子を励ます為にも私は気丈に自然体を装いました。息子は大事な仕事を抱えている最中なので緊急入院はとりあえず伏せることにして仕事優先、病室から懸命にパソコンに向かう事になりました。病院へ日参するお嫁さんのためにご飯を用意して帰りを待つしか能がない私でしたが、やっと退院の運びとなりパリ帰国寸前の慌ただしい2月10日に事故は予期せぬ形で再度、私の身に起きてしまったのです。

土曜日の朝、母はいつものショートステイからお迎えが来てイソイソと出かけてしまったので、腕まくりして張り切った私は大掃除をはじめました。
2、3日続けて友人が来る予定だったので料理を仕込み次いでに事務所へ掃除機を運び徹底的に掃除をし終えホっとしつつ自分の部屋までエッチラと戻したところで燃料切れか?、いつもならコードを必ず巻取るのですがちょっと疲れたし母は居ないし・・・そうだ!アイスクリームをお八つに食べようっと!そのまま掃除機を中途半端に廊下と部屋の境においたまま台所の冷蔵庫へと突進したのです。

残っていたのは紫芋のアイスです。私の大好きなエコールクリオロのアイス・・綺麗な紫色!ん、写真を撮ろう!と閃いた瞬間は上機嫌の笑顔だった私です。自室のパソコンの前からカメラを掴み振り向きながら「お皿は何にがいいかな・・」その一瞬の後に私の足が何かに引っ掛かり強く引っ張られると共にカメラが放り出され両足に嫌なブリ・・という音と激痛が走り身体が狭い廊下で捩れるように倒れたのです。叫びましたとも。しまった〜〜!!後悔先にたたづです。

その激痛たるや表現を超えています、火花が散る感じか目が飛び出す感じ..足が曲がったままではどうにも痛くてならないので自力で伸ばす時は一人を良いことに絶叫していました。いくら叫んでも1階には猫しかいません。電話口まで這おうにも、もう二本ともピクリとも動いてくれません。指の先まで痺れて腕にも手にも力がまったく入らないのです。胸の動悸だけが喉元にひびき脂汗まで滲む始末。
階段リフトの鋼鉄の土台を見事に除けた倒れ方に我ながら感心しつつ何とか助けを呼ばなければと首をまわし見る。

「うお〜ぃ、ごめんよ〜クララ〜、チップちゃ〜ん・・フミちゃ〜〜ん」3階では3日後に事故で延期になっていたパリへ戻る準備でいそがしいはずです。でも叫ばずには居られません。痛いし救急を呼ばなくては尋常じゃないのは自分でも解るからです。
三時から40分くらいお嫁さんの名前を呼びつづけていたでしょうか?猫たちは怖がってベッドの下へ潜り込みジっとしています、私は心の中でシマッタ!失敗しちゃった!さてどうしよう?を何度も反芻しながら・・・ひたすら名前を呼びつづけていたのです。

カタン!と音がして頭の上のドアが開きゆっくりとフミちゃんが顔を出した時は「ごめんなさい、やっちゃった〜」
でも地獄で仏、これで助かる!とホットしました。
救急車をすぐ呼ぼうとするお嫁さんを兎に角一旦制して、ベッドカバーをまず直していただき押し入れからボストンに詰めた病院専用バッグを出してもらい歯をうがいしてから地震バッグも掴みOKのサインをやっと出す見栄っ張りなお姑さんに素直に従ってくれるフミちゃんが実にありがたかった。
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2007/8/3 金曜日

お水を飲むチップ

Filed under: ネコ タグ: , — patra @ 13:38:18

チップがお水を飲む図
昨日、トイレを電動で上下する工事をしていただいたので洗面所に行けないチップとクララのためにテーブルにお水を置きました。
ゴクゴク・・しかし、昨日は暑かったですね。

洗面所のドアに猫の出入り口を作っていただいたのですが、ちょっとよそ見してる間に・・・ドアの中央をくり抜いて!と頼んだはずがドアの角(下側)が切ってありました!!変なの・・・

もう遅いけどデザイン的に考えるってことをしないんだね、大工さんって。真ん中だとしっかり猫の出入り口ってわかるけど角だと?拾ってきた壊れたドア!?

なので写真は止めました。


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