花のある食卓
いつもお花の予算はきまっています。
野原に咲き乱れてるような・・・とお願いしたらこんなかんじ(笑)
このきれいなサーモンピンクはフミちゃんへ
無事おかえりなさい・・の意味をこめて
こんな薔薇を20本も贈れないのは隠居の身のつらさですけど気は心です。
いつもお花の予算はきまっています。
野原に咲き乱れてるような・・・とお願いしたらこんなかんじ(笑)
このきれいなサーモンピンクはフミちゃんへ
無事おかえりなさい・・の意味をこめて
こんな薔薇を20本も贈れないのは隠居の身のつらさですけど気は心です。
帰る前の日にフミちゃんがパウンドケーキを焼いてきてくれました!
これが実においしい。香辛料(ナツメッグ他)とクルミがバランスが良く見事なお味。
丁度、クリスマス用に取り寄せてあったブラックケーキと味比べしたらフミちゃんの勝ち!
スパイシーさが丁度良い具合・・・が息子はナツメグを入れ過ぎと亭主風に言ってました(笑)母も私もナツメグ好きなので嬉しい。
このクルミは↓パリで薫子さんに連れられ伺った郊外のフランス人家族のお庭から頂いたクルミだそうです。
さっぱりとした野生のクルミです。
これが無いとパスタが困る!というフミちゃんお気に入りバジルソース・・
目下パリでエシレより人気のバター、すごく香りがいいの・・・
たらこのパスタを作れますね〜
もう見事に料理の腕前を上げてるフミちゃんに大安心の私、豚の角煮なんかどうでも良いくらい気に入ったケーキとお土産でした。
朝、体調を崩したらしい母も元気に降りてきたのでひとまずプチ宴会・・・
といっても月曜にすぐ大腸の検査をする息子なので牛蒡の炊いたのとかお刺身で滋味な和食です。
丁 寧に漉して作ったスープは豚とカツオの合わせ出汁、品が良くナカナカ好評でしたがホントはニラを入れるはずが忘れて万能ネギと三つ葉・・インパクトには欠 けましたがスープの旨味は味わえました。角煮を圧力鍋で柔らかく下煮したはずが見事に失敗、これは修正不能、煮れば煮るほど赤身が硬くなってしまいまし た。八角が効いて,香りと味は及第のようでしたが、これにはがっかり。
腕が相当に落ちてますね。
牛タンでも何でも一度火から下ろして冷ますと肉はその状態からは2度と柔らかくならない鉄則を圧力釜に頼ってしまい失敗・・・
今までのようにスロークッキングがやっぱりいいのかな〜
体調不良だった母も少しだけお刺身を・・マグロも鯒も平目も少しだけ、お魚がやっぱり好い。
とりたてて感激する風もない平凡な献立・・・
ところが
昨日、7日の割合に早い時間、2時半頃に成田から電話があって
自宅には4時半頃、無事に到着しました。
「もう若くはないってことかな〜飛行機の移動は疲れるよ」が第一声。
失敗した角煮はどんどん硬くなってしまったので、せめてスープだけでものお迎えご飯にも早い時間ですね。
新春、早々パリで回顧展が開かれる写真家、植田正治氏のお孫さん、仲田薫子さんから素敵な写真集をプレゼントされました。
砂丘写真で夙に有名な日本の誇りである植田正治氏は私の敬愛する写真家ですが、何と不思議なご縁で息子夫婦が親しくおつきあいさせていただいてる薫子さんはお爺さまの写真をこの上なく愛し大切に保存なさっています、さらに未発表の作品も斬新な企画力で次々とご紹介くださるキュ−レイターでもあります。
このうつくしい人は植田正治氏が愛し被写体として残した奥様です。つまり薫子さんのおばあさまになります。
匂いたつような、こんなにうつくしい日本夫人が居た時代・・・こんなにも満ち足りた表情の日本夫人が支えた作家植田正治氏の世界観、どの作品の空気まで澄みきっているのは必然でしょう。
薫子さんがお書きになるご夫婦の物語、夫婦のあり方、うつくしい生き方をぜひ今の若い方にも知ってほしいものです。
ページから溢れる,家庭生活の中から掬いとる、作家の、被写体の愛の眼差しが見事な写真集です。
こんなにうつくしい人は、かつてみたことがない混沌の時代に生まれ育ったのが残念・・と思うに違いない。僕のアルバム
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