2008/5/3 土曜日

初鰹と菊正・・

Filed under: 料理,日々雑感 タグ: — patra @ 2:38:46

五月のテーブル菊正とカツオのお造り茗荷と香草添え連休突入、工事も中止,静かな我が家。クララの鳴き声が響きます。先日,鰹をステーキに焼いて供したら「堅い」と母に言われたので今日は素直にお刺身。私は茗荷と香草,バクチー、生姜などの薬味で頂きます。日本酒が飲みたくなったので菊正を届けてもらいましたが、かねてからの疑問だった質問を酒屋さんにしてみます。「ボディビルかなんかやってます?」嬉しそうに「解りますか?」と答えてくれましたリーゼントの店主。どうりであの二の腕。酒壜の上げ下げだけでは理解でき無い鍛えようでしたもの・・・。茄子の油味噌炒めがおいしい。煮豆も美味しい.と言いつつ飲みました。このところの反省点を熟考しながら静かな週末。


2008/5/2 金曜日

世相にゃんこ

Filed under: ネコ,時事 タグ: — patra @ 20:04:02

ハンサムチップチップ君の夢はなんですか?なんてpatraが聞くからさ、それは言い難いけど長生きです!!って答えたんだ。そしたらね、「長生きってこれからの日本では必ずしも幸せとは限らないよ〜」なんて言いやがる。ムカついたのでプイ・・・でもシミジミと考えたら言えるね。patraなんか毎日,痛い足をがまんして台所に立って美味しいものを作ってバー様に供してるのに、結構、バーさんは「不味いの美味しいの」と煩い。おいらなら何でも有り難く頂くのにな〜。ガソリンの値上がりも困ったものだけど老人問題は深刻だよ。年金からちゃっかり後期医療保険,介護保険を差し引かれるバーちゃん、安穏とはいかない老後だものね〜。でも人生の最晩年、安穏で暮らすために耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んだ世代を優遇できない日本、そこに,辛うじてお邪魔するオイラ達猫族にホントにしあわせに暮らせるだけの呑気晩年があるのかにゃ〜?老人には家のオバーちゃんのように自分の身を賄うだけの収入が無いと格差激しい老人社会が待ち受けなんだって。オイラはネズミも獲れないダメ猫だけど宜しくにゃんにゃん。タハ・・・。ケアマネジャーさんも言ってたけど、これからの日本は家族一丸になって老人を支えないと日本の老人医療は座礁するんだってさ。優しさと癒しはオイラ達猫族の天性の勤めだから、そこんとこは任せてもらうとして、夢を突き詰めて考えなくとも答えの出る社会で暮らしたいよね。


筍,食べていないわよ..

Filed under: 料理,日々雑感 — patra @ 1:08:00

筍ご飯、鯵ソティー筍ご飯ひまわり食欲のある老人と暮らしていると驚くのは彼等の季節感への欲求、旬への探究心である。去年の2月、うっかり掃除機のコードにひっかかり骨折したので筍 を茹でなかった。今年こそ・・思っていても忘れていたら老母に「私,筍食べていない。去年も食べていないわよ・・・」そう催促されてしまった。もう時期が遅いとは思 ったけど八百屋から皮つき朝掘りを調達してもらう。圧力鍋で5分、糠をいれて茹でたので、充分サマしてから翌朝、調理しました。若竹煮の若布がチョイとばかり崩れやすく水に漬けておいただけでベロベロ、何だかな〜。酒と醤油で味付けした筍ご飯の炊け るのを待って、鯵のカラ揚げを作る。何か献立に閃きが無かった日・・・カツオ出汁で煮た筍は良い香りがするのだが、木の芽を買い忘れたり切り方がムラだったりで脱力気味の私そのもの。なんだか気力が・・しかも母が美味しいとも不味いとも言わず黙々と食べる時は、張り合いが無いこと甚だしい。家のエンゲル係数が幾ら何でも高すぎ。次世代へリンクする為にももっと地味,謙虚に暮らさねば!と思いつつ倹約技術を持てない不器用な私・・・余らせ腐らせるを御法度に食材の購入を減らしている最近です。


2008/5/1 木曜日

初夏に飲みたいジンフィ-ズ

Filed under: 日々雑感, — patra @ 14:25:02

ヒマワリ さっぱりご飯 笹身と胡瓜ヒマワリが届く。朝から階段リフトと手摺の工事にトラブルがあり気分が悪く,血圧が急激上昇。なぜ行き違うのかは業者さんがとりあえず私の矛先をカワスために適当に納期を1日早めても、正直に間に合わないなら間に合わないと言うべきで、バラバラの素材を持ってきて辻褄をあわせようなんて企業姿勢として許されるべきではない。3ヶ所全部素材がちがうなんておかしいと思わない方がよっぽど変。突き返す。おいしいご飯で気分を鎮めるしかないけど、単純な私は好きなものを食べるとホッとする。 さっぱりとした食事が欲しくなる季節です。鶏ささみと胡瓜の和え物。この季節、バーラジオの尾崎さんの作るジン・フィ-ズが飲みたいものだ。速攻で機嫌が直るだろうな・・・わたし。 続きを読む…


水谷豊さん

Filed under: 人物,時代 — patra @ 1:20:54

水谷豊 相棒

1日から劇場公開される映画「相棒」に出演する水谷豊さんが,この所TVでの露出が多いのがすごく嬉しい隠居です。ちょうど彼が「傷だらけの天使」等で人気を博していた70年代にお仕事を一緒にしたのですが・・・シチズン時計だったか?彼の七変化で黒人ボクサーや女学生、コマネチ風新体操の女子、果てはエマニュエル夫人といった扮装をしていただき楽しくCMを撮影しました。スタッフと打ち上げをする事になり当時の事務所で一席儲け、監督や制作に拘った人々を交え水谷豊さんも参加する約束でした。盛り上がる非常に楽しい会でしたが,豊ちゃん(当時は皆,彼をそう呼んでいました)は最後まで姿を現しません。忙しい売れっ子ですからね当然かな。アシスタントやヘアメイクの皆、ちょっぴり残念そうでした。事務所に飲み潰れた二名ほど残し全員帰りました。
翌日、事務所に出ると、泊まったスタッフの手で奇麗に掃除がしてありました。そこへ!な、なんと豊ちゃんが訊ねてきたではありませんか!!事務所の女の子も私もビックリ仰天。彼は日にちを1にち間違えたのだそうです。昨日のお鍋がテーブルに乗っています。豊ちゃんは私の手料理を楽しみにしていたのでしょうか?鍋を覗き込んでから「ぱとらさん、何も残っていないよ,ボクの目がうつってるだけだよ!」そういってお鍋をかき回して困ったように笑いました。我々は大感激でした!近所に居るヘアメイクのB君を大急ぎで呼び私のアシスタントと水谷さんと西麻布の中華屋さんへ繰り出しました。だってご飯フレンドのお約束だったから・・・約束を守ってくれた若き日の水谷さんの想い出。

お酒を全く飲まない、しかし誠実でスタッフを大事にする水谷豊さん。23歳くらいの時からすこしも変わらない着実な姿が嬉しくてたまりません。当時あまりにも人気者だったので心配すると「ボクは大丈夫です」と答えていました。バランス感覚の素晴らしい人。色々あった筈の人生、軌道を上手に修正しすばらしい奥様と家庭を築き、なおかつ55歳の魅力を増している姿に拍手喝采なのです。


© 1999 - 2024 Patra Ichida, All Rights Reserved.