2005/7/25 月曜日

29回、母の想い深し・・・

Filed under: 大河義経 — patra @ 2:04:15

天分は母親業にこそあり、と自認している隠居には今回の常磐さまとの別れのシーンは胸せまる想いがして・・不覚にもハラリと涙しました。所作の何処をとっても表情のどれを映しても美しい稲森常磐、気品溢れる演技でしたが無理に現代劇などで悪戯な浪費をせづご自分の天性を大切になさってください、と心の中で祈る。稲森さんの常磐無くして「義経」に流れるテーマ、親子愛、女人の逆らえぬ運命、深い哀しみ、諦め、どれもがこんなにも美しい姿(写真ありがと)で観る側の胸に迫る事は無かった事でしょう。

義経への愛を病身をおしてまで伝える常磐の陽炎のような優美な姿、お見事でした。
それにしても「永きに渡り、お護りいただき、久郎心よりお礼、申し上げます・・」と頭をさげる義経さん・・・そうか女親の愛が深すぎるとこのような純情一筋、甘い殿御を創ってしまう嫌い在り?義経さんの弱点はあまりにも愛され護られ過ぎて来た為、人を信じる力が逆作用して迷いになってしまうのね。優柔不断男は母親の愛の注ぎ方に責任在りか?、注意しよぅ(笑)。

それにしても頼朝の義経への躊躇は説明がつかないが、嫁を褒美にせいぜい長生きしてくれよ、とでもいう兄貴愛?かなり変則的ではあるな。ぱるぷんてさんの言うように「嫉妬」として書いたほうが解り良いなぁ。

政治家頼朝の人間としての唯一の弱点は、自覚なき嫉妬心・・・そう解釈すれば巻頭1回目「運命の子」のシーンでみせた少年頼朝の目つきに納得がいく、馬上から生まれたばかりの牛若を見やり、常磐に「後を頼むぞ」と駆け去る父源義朝(加藤雅也)の背後ろから暗い目を赤児である牛若に投げかけた少年頼朝・・・あれは理由なき嫉妬の眼だ。が生きてくる。ま(笑)ま、女子供の意見ですが・・一方>ひなすけさんはこんな見方でした。

世に何が恐ろしいか、というとこの「妬み」此の感覚は、知性有る無しに拘わらず、地位の上下も大物だろうと教育者だろうと一度でも襲われると制御不能に陥いり、増殖する闇の感情である。そう熟知している、錬金術師のごとき後白河法皇・・・麻薬のような言葉であやつり、宗盛はもちろん、賢き頼朝、純情一途の義経までも餌食にしようとなさる。

全ての綻びは囁きから、最も注意すべきは耳もとで囁く、心の声。増々目がはなせなくなりました。さて皆さんの見所は・・・。

  1. 義経29義経干される

    おなじみ冒頭の「サルでも分かる義経解説」で義経人生最大のピンチとあったが、この大河、平家の悲哀は切々と訴えるわりには、源氏のそれは曖昧な部分が多いと感じるのはワタシだけ?

    さて一の谷の戦、最大の功労者は義経なのに、その義経への恩賞をなぜかためらう頼朝

    トラックバック by ぱるぷんて海の家 — 2005/7/25 月曜日 @ 9:37:39

  2. 萌えねぇよ萌・大河ドラマ「義経」第29回

    Patra Ichidaさんから意見を促されたので、書かざぁなるまい。
    頼朝が義経に嫉妬している、と考えている人がいる。これは明らかに見込み違いだろう。嫉妬とは「情」の世界の話である。頼朝的世界と義経的世界というカテゴリで判断するなら、義経的世界観だろう。
    頼朝が先

    トラックバック by ひなすけの日記 — 2005/7/25 月曜日 @ 10:44:08

  3. 麗しき人々の最期

    『義経』第29回「母の遺言」

    今回も平家の話から入らせていただきますが・・・

    先週、大スポットライトを浴びた重衡クンでしたが
    今週はすっかり無視でした
    鎌倉で何をしてるんでしょーか、重衡クン
    『平家物語』では、
    ここから重衡と千手との悲恋が描かれて…

    トラックバック by 日々是平安 — 2005/7/25 月曜日 @ 14:39:49

  4. 義経 第29回 「母の遺言」

    頼朝は、朝廷が義経1人をことさらに持ち上げようとしていることが気になって仕方ありません。
    これを「頼朝は戦下手だったから、戦に天才的な義経に嫉妬していた」と見る考え方もあるんですよね。ちょっとぐらいは頼朝はそう思っていたこともあるんじゃないかなとは思いま

    トラックバック by 鎌倉恋情 — 2005/7/25 月曜日 @ 15:57:34

  5. 母の遺言。

    恩賞について揉めてますね〓。九郎への賞賛の中、頼朝だけが仏頂面(苦笑)。面白くね

    トラックバック by 徒然日記 — 2005/7/25 月曜日 @ 20:06:57

  6. 第29回 「母の遺言」

    ああ、維盛が ついに入水してしまいました・・・(泣)
    夕日の中で 静かに海に身を沈める姿を見るたびに、悲しさがつのります。
    (ただいまリピート再生中)

    そして もうひとり、常盤も息を引き取ります・・・。
    「私の身の代わりに、子供たちの命をお助けください」と

    トラックバック by 風のうわさ — 2005/7/25 月曜日 @ 21:41:55

  7. 大河ドラマ 「義経」 母の遺言

    旅の疲れか、それとも余計なことがあったからか(波乱万丈の2日間シリーズをみてください)、すっかり寝てしまい、リアルタイムで見れませんでした。
    45分遅れで見ました。その感想です。

    トラックバック by 雨ニモマケズ 風ニモマケズ — 2005/7/25 月曜日 @ 21:54:50

  8. ▲平忠度▲〜俊成をも感嘆させた歌人

    平忠盛の六男。母は丹後守・藤原為忠の娘。 都落ちの際、途中で引き返して藤原俊成の門をたたき、『勅撰集』への入集を願い自分の歌集を託した話は有名です。また、太皇太后宮亮経盛歌合、別雷社歌合、為業(寂念)歌合などに出詠し、自邸で歌合を主催したりするなど歌人として

    トラックバック by 源氏の歴史<NHK大河ドラマ「義経」をもっと面白く見るために> — 2005/7/26 火曜日 @ 12:11:36

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