アキレス腱炎になる
4/24日
靴の型どりをしなおす。
頼んでおいた看護師さんが来なかった。不誠実だとおもう。
石膏のついた包帯を水で濡らし足に巻き付けて、固まりかけた所でカッターで切り
それを元に原形を作るらしい。ヒールを履いた状態にして型を取りました。
私の書いたデザイン画と同じヒールの高さで型が取れた!と感心される。
4/25日
担当医が来て「右足の膝にボルトが当たっているが、取るにしてももっと1年先じゃないと手術できないから我慢して!」と言われる。
実は何ともなかった膝が、立って居る練習を始めたと同時にリハビリ療法士が「立つ!って言うことは立ち上がる!ってことだから車椅子から立つ練習が大事ってことです!!」と立ち上がり練習を強要したせいで膝を捻ってしまったからです。
論理は分かるけど、筋肉の弱いミオパチー障害は立ち上がる行為が一番苦手、ズボンの後ろを持っていただき立たせてもらってやっと立っていられるだけが今の状態なのに、45センチの低さの車椅子からは今までさえ、立てたことは1度も無い。
家にバースタンドを作ったのも、一々低い椅子から立ち上がるのは体力を消耗するだけ無駄なので立ち上がり易いバースツールにしているくらいだ。
何度説明しても今時の語尾を上げる口調で「で〜も、立つ!!と言う事わぁ!立ち上がるって事がぁ出来なければぁ」を繰返すばかり。
内心、前に出来なかった事が急に出来るわけないじゃん、戯け!と若い療法士の遣り口に腹が立ってしかたが無かったがせっせと苦しい練習をしている内、完全に痛めてしまったようだ。これは退院した今でも痛い。
4/28日
骨はモヤっと出来かけているらしい。
前後して部屋の人達が退院、とうとう骨折組み2人だけになる。連休中に何としても立ち上がっりが出来るようにしよう!堅い決心をして、アビリテーズ社に電話を入れる。この整形外科のどの設備も私には不備で家に居るより不便極まりないからリハビリにもどんどん信頼性が失われつつあったのだ。エレベーターまでセンサーが効かずに挟まれるアクシデントが2回もあった。
5/5日
柏餅がついたのが愛嬌だった。ノリがローストビーフを持って来てくれる。
5/7日
帰るために頑張ってリハビリをしていたが膝が痛くてたまらない。
この侭、金具を入れっぱなしにしたい先生は「我慢して・・」と言うばかり。説明が今一つ納得がいかないので看護師に伝えると「じゃ先生を変えますか?」に呆れる。そんな事で責任を摺り替えられるのは困る。私の障害が治療に邪魔なのは確かなのだが、問題意識を高めて欲しいだけなのに・・時間が無くてコミュニケーション不足。
5/8日
夕方突然部長先生が回診で見え「どうイチダさん!リハビリの成果、見せてよ!」と元気な声で「左足はしっかりついたけど右は未だ無理、このまま付かないと再手術も考えなきゃな、無理しないでね」に仰け反る思い。他の先生方にも「今まで出来なかった事は無理させないようにね、元々筋肉が弱いんだから!」と念を押してくださる。家から高い椅子も持って来て良いとのこと。
5/9日
ついに満室になる。
5/10日
骨がつきつつあるのが分かったので大分リハビリに精が出る。腰揚げ練習も前屈みだと上手にできるようになった。今日で丸3ヶ月過ぎたわけだ。
5/11日
何となくだけど担当医が愛想が良く成った気配・・大好きな可愛い天使看護師さんが「もっと良く話を聞いてあげてください」とカンファレンス時に直訴してくれたそうです。可愛い子が気立てが良いんだから、そうで無い人は意地悪だったら浮かばれないのに・・と独り言を言ったら前の御夫人が吹き出していました。
その夜は看護の日とか・・下のロビーで音楽会がありました。筋肉自慢なのか二の腕を何時も出してる強面のおじさんが車椅子を会場まで押してくれました。
ふしぎに皆さん足が悪くなる経験をすると、とたんに親切になるなぁ・・・
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