朝7時過ぎには姉が病院へ雨の中抗ガン剤治療のために出かけてゆきました。するとスグ電話があって何と今度は3階へ携帯電話を忘れたというではありませんか!だいじょうぶか姉さま・・・
治療が終る3時過ぎに取りに寄るとのこと。午後に来たヘルパーさんに3階を見てもらうと台所にチョンと置いてあったそうです。そこにタイのマンゴウが届いたので姉用に取り分け残りを冷蔵庫にしまう。
母の胃の噴門部の腫瘍について看護婦さんに訊ねてみると、浅ければ良いが深いとやっぱり相当に苦しい場所との事。 どうするかは一先ず置いて取りあえず紹介状を書いていただいた東大の胃、消化器外科に大急ぎで予約をいれました。
姉が携帯をとりに寄ったのでマンゴウを忘れないように今度は一つ袋に押し込みました。「も〜歳取るって恐ろしいっ♪で、何処にありました?」とすこぶる元気な笑顔。でも心配なのでヘルパーさんにタクシ−乗り場の外まで見送っていただく。
私の優秀極まりなかったケアマネジャーさんがやはり体調を崩ししばらくお休みする事になり今までの訪問看護師さんが母と私のケアマネを代行してくださる事になり一緒に寄ってくださった。今度から若い看護師さんがマッサージをしてくださることになり私を交え全員で母について話あう。年令を考えると危惧する手術だから当人の思うようにが一番か等。
「案外大丈夫かもしれませんね、だってあの元気ですもの」 気の使い過ぎでこちらがダウンしてしまわないようにお互い復活を目指しましょうとしばしのお別れ。彼女のお陰でなんの心配もなかった退院生活でしたがその分過度に負担がかかっていたのでしょう。誰にも真似出来ない究極の気くばりでしたから・・・
そんなこんなで夕食が、残ってしまった大根を切って醤油と一緒に冷凍保存した醤油づけ大根を圧力鍋で煮る!という疑問符だったTVのレシピをテストで作って出したら母「なにこの性の抜けたふがいない大根!」ほんといくら早く煮えても全然だめだめ大根でした。
鵜呑みには出来ない早業レシピ・・・母の残の人生は「おいしいもの」をゆっくり作ると行きますか。