2006/3/15 水曜日

「カンツカの勘治物語」

Filed under: 人物,日々雑感 — patra @ 1:16:01

広告の1線で活躍されながらも岩手に越されて焼き物や釣りを楽しむ理想的な晩年を迎えられているCMディレクター東條忠義氏は友人の御主人で共に、岩手生れの再婚同志です。
去年からお話には伺っていた絵本がやっと私の手許に届きました。
副題が「春江ばっちゃんの新作昔噺・・」
実に立派な横長の絵本は岩手県読書推進協議会主催の第24回手づくり絵本最優秀作品に選ばれたものを記念して出版されたそうです。絵も文章も文字も東條氏の手に拠る方言独特な味わい深いしあがりになっています。

はずまり

「まんずまんず、そこさ座(ねま)ってけろ」とはじまる

勘治さん

似てます、作者に・・

弁当

懐かしや日の丸弁当

かんずか

カジカのこと和賀川の最上流、西和賀の人たちは愛着を込めて「カンツカ」と呼びます。

雪

あとがきに
子どもたちにお願いします。
川を汚している大人を見かけたら厳重に注意してあげてください。

と書かれているのは故郷の川を大切にするお気持ちからでしょう。
東條氏とカンツカの勘治さんが重なって見えます。
こんな素敵な絵本、東京でも手にとれると良いのに岩手県だけならとても残念です。


2006/3/14 火曜日

春夏秋冬そして春

Filed under: 感想 — patra @ 4:28:46

恐ろしい映画。

何年か前、アメリカの友人から素晴らしいと推薦を受けていたのにゆっくり観ることが出来なかった映画を明け方やっていたので見る。
こんな時間帯なのは表現に一部R指定があるせいだが、そういった類いの映画ではない。

正直言うとおそろしい、ひさしぶりに息を止めるおもいで観終わった映画です。韓国のキム・ギドク監督という人の視線、感性がとてつもなく深く、その美しさにおそろしいものを感じたのです。この重く美しい映画を作る土壌がある韓国、その国の大人度が羨ましくこわいのです。日本映画人は負けますね、その事を恐ろしいとおもうのは私くらいなのでしょうか。

春夏秋冬そして春
四季の移り変わりの中、池の真ん中の浮島の寺で老僧と暮らす幼児が、自然を遊び友達にして成長してゆく姿・・・子供特有の残酷さと遊びの境目がなくなり魚や蛙、蛇に無邪気さを越えた奇想天外な発想から終い殺生をしてしまう。
ジっと子供の後をつけ様子を窺う老僧・・・笑い声をあげて生け贄を弄ぶ坊やの汚れない顔、もう此の辺りから観ていて胸が苦しくなるのです。
大人の確かな倫理観無くして「命」の教育はできないものだが自ら子に悟らせる様子が儒教ならでは・・・しかも胸に刺さる教えに坊やの嗚咽がせつないのです。
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2006/3/13 月曜日

前頭葉の鍛え方

Filed under: 日々雑感 — patra @ 1:47:18

ロ−カル・ボーイ

朝の5時39チャンネル movie plus でローカルボーイというサーフィンの映画を見る。波が気持良いのと子役の少年が可愛いのでついつい・・アメリカの健全な部分が地味な作品だけど好もしかった。

仕事をカタズケて部屋に戻ると歴史好きの母が「映画タイム!」と言うので16チャンネルWOWOWでアレキサンダー大王を鑑賞してからちびまる子とサザエさん。
ここでご飯はサボル事にして出前の海鮮丼、10チャンネルの劇的リホームに二人して感激してから16チャンネルwow wowでトム・クルーズが殺し屋を無気味に演じるコラテラルを見る。
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2006/3/12 日曜日

捨てちゃダメ・・

Filed under: 料理,日々雑感 — patra @ 0:16:13

ブロッコリーの葉と茎
アルミ箔もあまり使わない私はどうもケチらしい(笑)
1ヶ月1万円生活の芸能人が凄いな〜といつも憧れているんです。
まず出来っこないけど何事も練習が大事・・常々そう考えている私なので台所でゆで上がったブロッコリーを笊にとってから葉っぱと太い柚の部分、珍しく新鮮な緑色なので、さて炒めるかな・・とジっと見ていると「ポタージュ!」と声がした。それは冗談だけど玉葱半分、セロリ半本残っていたのでジャガ芋も1個加えて圧力鍋にカップ2杯の水と固形スープの素を入れる。
王道からは外れる炒めない油を使わないスープ。
野菜クズ
圧力があがってから3分過熱し、全部をブレンダーでマッシュする。
先日のビシソワーズが美味しかったのでミルク(脱脂粉乳)大匙3と塩胡椒と生クリームだけのポタージュ。ブロッコリーのポタージュは種のような粒粒が邪魔してあまり美味しくないのは経験ずみ。これは茎と葉っぱなので滑らかな仕上がり、でもセロリかブロッコリーかどちらつかずの風味ですが、わ、破棄素材にしては又素晴らしく上出来である。何より舌にやさしいのがうれしい。
朝のトーストと炒り玉子に丁度良い組み合わせでした。
こうして疑似倹約メニュウを考えておくのも、大事な予習経験になると想うのだが、あまりにも勿体無いが流行中なのでせめて戦後派からの警鐘です(笑)。

ブランチ


2006/3/11 土曜日

糠漬けテスト1回目

Filed under: 料理 — patra @ 8:30:29

糠漬けテスト
漬け込みテスト1回目だが塩がきついので野菜に皺がより色も悪い。蕪、人参は塩だしせづ。
胡瓜は水に漬けて2回ゆすいで塩出ししたらちゃんと食べられた。

胡瓜テスト合格

漬け込み2回め夜8時に漬けて翌日午後4時に出した胡瓜。合格だがもっと短い時間のほうが良い。
12時間以内ならこの塩かげんでもきっと丁度良く、胡瓜が萎びないと想う。
こうしてテストして完成させます。


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