みそ豆
浅草の麻鳥の釜飯がお土産に届いたので喜んで蓋を開けたら、ガクッ!
普段と変わりばえしない鮭だった。年柄年中、鮭は普段に食べているものだから、いくら好きでもね〜と内心思わぬでもないが、ご飯の味付けは丁度良く、おこげが程よく、香りも美味でした。ここは炭火で焼く地鶏の焼き鳥がおいしいところ。今なら松茸かな?とひそかに期待したのに考えが甘かったか、くいしんぼうな私です。
「麦とろ」のお土産、醤油につけて焼いた柔らかいトロロ入りのぬれカキ餅「三代目」もあったので、一緒に頂く。これはここ十年で浅草名物となった優れもの・・・ビールにも合います。
「浅草」・・と書かれた小誌が釜飯の風呂敷に入っていたので見てみるとホームページを持っている店が沢山有るのに驚いた。反対に老舗でもサイトを持たぬ店は埋没してしまうのかな?もうこんなにネットが社会に浸透して来ているのだな〜と興味を持って、大昔好きだった店を探してみたらあったので嬉しかった。「初小川」は小さいお店でも浅草っ子には超有名店だ。辛口のタレの鰻。お神輿好きの女将。今は亡き先代の絵も有名、ここのお汁は絶品だった。
ここの酒のおつまみにみそ豆・・・が有名だった。まだあるかしら?これは何もお味噌で豆を煮るのではない、大豆を1晩水に漬けておき、翌朝コトコト柔らかく煮ただけの豆の事です。味つけは何もなし!。これに溶き和芥子と刻み葱、醤油をお好みでかけて酒のつまみにするんですよ、質素だけど旨いのよね、これが。
鰻屋では腹が膨れるほどつまみを頼むのは野暮、あとで美味しく鰻を食べるには煮豆くらいで酒を飲むのが粋。ちなみに池波正太郎さんは、焼き上がりを待つ間、漬け物だけでお酒を召し上がるそうですね。
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