2004/10/15 金曜日

この人は?

Filed under: 日々雑感 — patra @ 4:35:10

女性も気軽に着物を着るのが流行っている今だから、もっと本格的な時代劇をTVで流さないかしら、トレンディーは現実生活でも十分だし・・・似たような役者ばかり出る日本のドラマがつまらない。

幕末武士道、新選組のあんでる泉さんの表紙の絵の想像力に、ほんとに驚いた。全然強そうじゃないけど、ありそうな感じの日本人。まいった。

そしたら朝、普段見ない「大河ドラマ」に、なんとも変な顔の(失礼)役者が徳川慶喜を演じていて更にびっくりした。徳川300年を潰すわけには行かず、あらゆる苦悩と卑怯と恥を選択しても生き永らえるとしたら、多分あんなお顔に成るでしょう!という感じ。
ピッタリのキャスティングだった。この「大河ドラマ」実年齢に近い若者を揃えたことが良かったみたい。

来年の大河は友人の演出なんだけど、春風社の三浦さんが情報を載せてくださっています。スターばかりのキャステイングだ。普通にならない事を、心から祈るばかり・・・。

しかし顔って適材適所で生きるものだな〜ぁ。徳川慶喜さん、君は誰?
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2004/10/14 木曜日

六本木スペイン村

Filed under: 時代 — patra @ 2:43:23

ついでにキャンティの横の道を下りていくと、くぼ地のようになった突き当りの所にスペイン村と呼ばれる西洋長家の一角があった。私の記憶していた頃、1973年代初めころまでは順番待ちで空室になるのを待つ入居希望者のリストで一杯だった。外観は白い漆喰壁も傷み建物事態はメゾネットタイプや一軒家等が点在、その窪地全体がどことなく異国的なのだ。

手入れをすれば、もっと童話的な美しい街の一角になるだろう、と想像力をかきたたせるのに十分なほど魅力的な集合住宅だった。「兼高かおる、世界の旅」という人気TV番組のレポーター兼高かおるさんも一時期住まわれていた場所だ。六本木、飯倉界隈を思い出すたびにキャンティ、、ジュン・ロペの2階にあった美容室田中親(パリで客死)の店と共に思い出す場所である。スペイン村ほんとうにお洒落がわかる人々の建物だった。ここへカメラマンの林宏樹氏が順番待ちをして短期間だけだが、念願の入居をされた。その情報を聞き付けるとお宅へ仕事にかこつけて訪問したことがある。

一目、伝説のスペイン村の内部、見たかったのが正直な所だった。外ドアを開けて急な階段を昇るとメインのドアがある。開けると別世界が広がっている。縦長の居間につづく濃い色の床板は頑丈で、壁紙の白い壁。天井から下がるアンテークのガレの照明。どっしりとしたドレッシングチェスト。ヴィクトリアンスタイルの長椅子・・・ゴブラン織りのカーテンどれを取っても溜め息がでるような、小物で飾られた部屋には何百万もするフランス人形が座っている。縦型の窓のせいでほの暗い印象を除けば、あの70年代に急激に流行り始めた、モダンなマンションより数段、私には魅力的だった。不便さまでがほんとにおしゃれだった。
アンテークコレクターとしても有名だった林氏は私のスタイリストの恩師でもあった。あらゆる美意識を、それこそ手取り足取り、氏から教えていただいたように思う。私の好奇心を察知されてか、右手のコレクションルームのドアも開けてくださった。一歩、中に入るなり私と助手の阿部ちゃんは目を見張った。小さい部屋なのに丸ごと展示室になっていた。
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2004/10/13 水曜日

バジリコ・スパゲッティ

Filed under: 時代 — patra @ 5:37:46

キャンティ物語』を読んで当時の雰囲気を思い出せる人は業界の人々が多いだろう。特殊な職業の人々のサロンという感じ。あの、お店の醸し出す独特な空気は上質な大人っぽさと、ある種の意地悪さを併せ持ち常連のみを大切にしているようなお店だったから素人は入りづらかった。豪華と言うほどでは無いのに入店する前に、なぜか胸がドキドキする。文化人御用達のせいだろうと思う。
学生時代、東京のイタリアンは庶民的な『シシリア』が出来、次が『ニコラス』、この両店へはよく遊びに行ったが、1960年に出来た『キャンティ』へは行くチャンスが無いまま家庭に落ち着いた。1965年からは子育てが始まり、夙に有名になっていくのを雑誌で読むだけ、反対にシシリアは寂れ、いつしか完全に消えていった。
1970年代に仕事をするようになって、当時の売れっ子カメラマンやデザイナーに連れてゆかれたキャンティで、何故かバジリコのスパゲッティを頼むのが粋らしく、皆が一様に「バジリコ!」と言うのでつられて頼んでみる。
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2004/10/12 火曜日

楽しみはつづく

Filed under: 日々雑感 — patra @ 6:19:29

いかんせん、話題が噛み合わないほどの年齢なんだな〜と実感する今日この頃。
rosemaryさんの父上が嵐の日に産まれそうに成った彼女に、危うく嵐子!と名前をつけるところだった、と書いてらして、私はすぐ戦後のラジオ放送から連日流れるタンゴバンド・・・の呼び掛けるタイトルが耳に甦った。♪ラン子、フジサワ〜のバンドネオンと情熱的な歌声、を思いだしたのだけど、
“全然わかりません!”で終わりました(笑)。それはそうですよね。ブラジル移民を奨励していた頃、毎晩のように流れていた番組です。昭和29年〜38年くらい昔の事だもの。化石過ぎな話題でしたね♪。

でも絶対に共通な話題はこれ!ついに届きました。
山川さんの「幕末武士道、若きサムライ達」と「希望のマッキントッシュ」。
もちろん昨日から読みっぱなしです・・・なんでこんなに読みやすいのだろう!それくらい引き込まれる魅力のある文章です。

後書きから読む癖のある私は、「幕末・・」の執筆に関わった沢山の人々に感謝されている山川さんから、息子さん剛人君へ感謝の言葉を述べている健全な父親像の山川さんからも謎を解く鍵をみました。とにかく情熱が凝縮されているのです。この2冊、面白く無いはずが無い。
あんでる泉さんの赤も好きです・・・2冊揃えて良かった〜。パリ組も今暫く待つように。


2004/10/11 月曜日

兵馬傭にみる「無名」

Filed under: 感想 — patra @ 5:18:11

きのう、また「英雄 HERO」を見て再度、感激する。※ネタバレ注意!
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