2006/5/14 日曜日

舌の健康度をためされているような・・・

Filed under: 感想,料理 — patra @ 5:02:52

スープ良い椎茸の香りというより乾物の匂いを先に感じてしまい不安になりました。
スープを器に入れ一口のんでみた瞬間は「?しっぱいしたかな・・・」が正直な感想でした。
ところが2杯目で「う〜〜む」と唸りました。
椎茸スープ
近所で最上級の干し椎茸どんこでもB級、利尻昆布も3等の品だったと思うのです。
練習だから、とレシピ忠実に作ってみましたが梅干し1個半の塩味が全く感じられません。火の調節も果たして良かったか?IHヒーターで4に設定しました。
割り箸に布巾を巻いて灰汁取りの準備もしたのに昆布から灰汁も出ません。
・・と言うことは、やはり「いのちのスープ」と呼ばれているだけに最上等の材料で心して作るべきスープだったのですね。
掟破りですがほんの少々塩を加えてみたところ俄然活きいきとした旨味と何ともいえない香しさになり・・・はじめの一口の乾物臭さは最早消え去っていました。ふしぎな「いとしい美味しさ」
現代人の痛んだ舌を労るかのような味わい洗い心地で、3杯も飲み干してしまいました。

蒸した後の昆布と椎茸残った昆布をも1度煮て味醂と醤油に削り鰹を煮詰めた汁に何度か潜らせて「椎茸昆布」にしました。

椎茸スープと佃煮このスープを覚えておくと病気になってしまった人の味覚がどれほど繊細で濃い味を受付ないか!を知る目安になりますね。

作ってみて実感できましたが、私の舌も病みつつあったのだと・・・。今度は最上の材料で再挑戦して自分のスープにしてゆきます。


2006/5/13 土曜日

小雨

Filed under: 家族,日々雑感 — patra @ 11:34:33

もうこんな時間、今日は母の通院の日なので雨がふると困るのですがフード付きの雨カッパを姉が持ってきたのに理由をつけて着るのをいやがりました。

そこでコーディネートをあぁだこうだともう大騒ぎ、一つしか無い黒い帽子にあわせて木綿の洒落たブラウスとスカートに落ち着くまで8時から10時まで3回も取り替え引き換えし私がくたびれました。

姉が母の日プレゼントで持って来てくれた服はどれも今一つ老人には不向き、そう言うと怒るだろうけど・・・今回は似合わない。
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2006/5/12 金曜日

1人前を蒸すとか・・・

Filed under: 料理,日々雑感 — patra @ 6:16:52

お惣菜朝の母の朝食は残った玄米のお粥さん・・レンジじゃなくミモザ鍋で蒸すテストをしようとしたら器がこれでも大きく入らなかったので小鍋でふつうに暖める。

1人前を蒸す..簀の子も目があるほうにして土物の器じゃないと熱いかもしれないのでまだ母には使っては駄目よ、と言いおく。

でも色がかわいくてテーブルに置いても違和感がないのがうれしい・・・。


壁紙に・・・

Filed under: 日々雑感 — patra @ 1:01:55

壁紙
おいしそうで嬉しい。

ほぼ使い方をマスターしました。


2006/5/11 木曜日

ミモザ鍋

Filed under: 人物,日々雑感 — patra @ 2:36:11

花とミモザ鍋
先日拝見した番組の中で蒸しただけの椎茸スープを作りたくて、ついに辰巳先生考案のミモザ鍋を購入しました。
ちょうど息子から「すきな事だけして悔いなく暮らしてね」とたくさんお小遣いを頂戴したのと、先日作ったマッシュポテト、電子レンジ作と普通にお鍋で煮るのとでは味に違いがあるのを指摘されて
なるほど確かに冷めると全く不味い電子レンジ調理に疑問を感じていた矢先なので・・・

椎茸と昆布と梅干しのスープをレシピのとうりに作るにはお鍋も重要でしょう。辰巳浜子,芳子先生親子

親子の歴史・・という尊さをあらためて感じた番組をみながら辰巳浜子先生浜子先生の教えには「愛」のまなざしが常にあり、その観点が料理の工夫になっていらしたようだ。

辰巳先生人のお顔を見てその方のお口の大きさを判断なさった・・・というエピソードや出征なさったご主人の枕元の水差し(ウイスキーの瓶の代用品)の中の飲み残し水を兵役から戻られるまで絶対に捨てなかったお話、又兵隊に行かれているご主人から蕎麦が食べたいが汁が無いと聞くと削り鰹節を粉にし醤油とみりんで煮詰めて・・薄めて代用なさいと送られるとか、もう見事な工夫を夫婦愛が基本になって生まれて来るお話がすばらしいと思いました。

又そうした愛され方尽くされ方のお父様が誠に素敵、兵役で出征する行列に際し軍服の胸に天皇家の御紋でもある菊の花をワザワザさしてゆかれるような粋な殿方だったとか!
吸い残しのタバコを戦地より母上に送ってこられるエピソードなどまるで1編の恋愛小説のような香しさでした。

現代人がすっかり忘れてしまった「たった今を誠実に生きる」そんな暮らし方ができていた時代のご両親に培われた美しく生きる・・・。

なるほど、とひたすらため息、継承される善きことのお裾分けに預かった晩・・・。


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