2007/9/16 日曜日

敬老にちなんで

Filed under: 料理,日々雑感 — patra @ 16:47:54

若鶏のプロヴァンス風マリネとホタテ
両親とも大好きだったので若鶏のプロヴァンス風煮込み・・
町会から16日で賞味期限切れのお饅頭を預かっているのですがお届けしたい・・と昨日夜、電話がありました。誰も食べないのでどうぞ・・と伝える。
毎年、なんでこんなに不味いの?と思う紅白のお饅頭だったのだが、何日か前に創るのですね、謎が判明。

蕪の付け合わせ
これでも病院で食べる量より多いのでジャガ芋を止め、蕪のクリーム煮を半分、茹でホウレン草の微塵切りを添え、濃いトマトソースとバランスをとってみる。

図書館から電話があったが今月末まで「本」の宅配を休止していただく。

文藝春秋の10月号を読む。
福田恆存先生の絶筆「蟻と蛾の話」
ご子息の福田逸氏が偶然、父上の書斎から発見された未発表の原稿だそうだが、実に面白かった。

芥川研究家として世にお出になった福田恆存先生の言わば誤植に対する読者への「詫び状」にあたるものだが、その編集に携わった方、元文藝春秋社資料室長だった郡司勝義氏からの返信が真に面白い。

内容はここでは書かないが校正刷りに日頃あまり頓着しなかった先生が事,芥川龍之介の引用文に誤植があろうとは・・と郡司氏に抗議の手紙を書き郡司氏からの返事となる文章との合作であるが何ともお二方の博学ぶりがお見事で2箇所ほど声を挙げて笑ってしまった。

当時福田恆存先生は脳梗塞で倒れた後は言わば蝉の抜け殻状態とご子息が語っています,それがこの原稿はお亡くなりになる4年前に書かれているそうで、郡司氏の底知れぬ知性,ユーモアに助けられてはいてもお見事な、それは三刷までの全集第1巻を買ってしまった読者への「詫び状」でした。
ご子息の福田逸氏が「芥川論で世に出た福田恆存が芥川で筆を○くのは姿がいい、そう私には思える。」
○の字が私には読めない情けなさだが、全編日本語の美しいのに驚かされる絶筆原稿でした。

誤字,誤植は文章に携わる人間にとって在ってはならない物、と頑に信じ自分の著書「日本古代史への設問」を三省堂から出した我が父、その誤字,誤植の多さに頭を抱え正誤表を添えてはみたものの、これは売り物にならんと諦めた姿を思い出しました。


2007/9/15 土曜日

担当者会議?・・・

Filed under: 日々雑感,時代 — patra @ 7:21:38

お茶漬けちょっと壮観だった。お茶ヅケが?いいえ、昨日は母の介護を自宅でするための担当者が私の家で一同に会したのです。
女性ばかり,私を入れて6人・・・。
今お世話になっている私のケアマネジャーさんと病院のソーシャルワーカ−さん,この若い優秀な女性の音頭取りで母担当のケアマネジャーさん、私担当のケアマネジャーさん、訪問看護の所長さんで看護師さん、我が家担当のヘルパーさんが,皆さんそれぞれはお顔見知りらしいのですが、勢揃いし,今後のプラン,問題点があるか?などを話し合うためにワザワザ我が家へ出向いてくれたのです。

皆さんニコニコして楽しそう・・そうです、なにも深刻になる必要は無く、とにかく今,私に出来る最上のプランを提案し、それをサポートすべく集結してくださったベテランだ。

この会議が有効だな、と思ったのは,一つの介護ベッドを選ぶにしても持ち寄る資料がより利用者側に思いやり深いもの・・を探し出して来てくださって、値段も含め様々な観点から全員で決められる事。

慣れから来る惰性がなかったところが実に素晴らしい。
一番年上で母担当のケアマネジャーさん一人では沢山の情報やアイデアは出ないだろうから、こうした混合チームでさりげなく全員で助け合うって凄く良かった。

会議の前は私の足のリハビリで時間が無かったので母の差し入れはレトルトの海老グラタンに小エビを茹でて加えたものになってしまったけど・・母はし・あ・わ・せな人でしょ?昨日集まった女性,全員,気が充実してるんだから。

終わってすぐ安心して寝てしまった私・・
早起きしてお茶ヅケしながら性格の良い人々の運ぶ気を,改めてありがたく思い返しています。女が時代を創るねぇ・・。


2007/9/14 金曜日

洗いご飯・・・

Filed under: 料理,日々雑感 — patra @ 5:16:43

洗い釜のお米で雑炊今一人暮らしなのでご飯があまるのが困ります。
きっちり食べきりたい・・・
お釜を洗う時、水に浸けてこびりついた堅いご飯をふやかしてみると,案外量が多い時がありますね。
お雑炊にしてしまいます。ただスッポンスープで煮てあげます。
やさしい塩味と微かな生姜の風味・・カンズメだからどうと言うことは無いけど,お米を捨てることが出来ない性分なので、残りご飯を、わざわざ大事なスープで昇格させてあげるのです。父の時も母にも、こんな風にして仏壇のお供えご飯、一粒まで無駄にせずに味わってもらっていたのを思い出しました。

ふ〜ふ〜と熱い薄いお雑炊・・秋風に、似合います。

区役所から母に敬老の金一封が届いたので届けてもらう・・昨日のカレーも鶏そぼろも母の口に合ったらしく好評でした。


2007/9/13 木曜日

しかし・・

Filed under: 家族,時代 — patra @ 1:27:05

お弁当夕食の差し入れ,野菜だけのカレーと鶏のそぼろ・・アスパラなんかを一口くらいに詰めていたら安倍総理の辞任劇!人が良いだけで政治の太極を見極める力が足りなかったのか!もう日本は一体どうなってしまうのか?がっかりしてしまった。誰がなっても議会政治の何たるか?をせめて理解するくらいの大人が居ないと,恥ずかしい国になってしまう。

求心力が無い・・と責める自民党の若い連中もどうかしてる。どう党員が凌ぐか,総理を育てるかが見物だったのにあれは虐めだな。

母について病院からケースワーカーさんやケアマネジャーさんが親切にも説明に来てくださった最中、ニュースが流れたので安倍さんの顔をTV画面から全員でボーっとしばし眺めてしまった。
それぞれ心中に去来するものは何であったか?無言です。

そして政府の意向で介護療養型病院がどんどん閉鎖されている現状の説明を受けました。3年前から決まっていたのに実感がなかった私もうかつ。しかし老人の未来も暗いけど日本の将来も政治家が小物揃いで恥ずかしぃったらない。

母は惚けてもいないし足が不自由、人工関節術後の感染だけなので毎日家で消毒する事にし,時々東大側の介護老人保健施設のショートステイを短期にお願いすることにしました。

今までの施設は医療行為がないためです。
気をつけることは栄養だそうで、これは自信があるので・・塩分を控え目に!に挑戦してゆきます。
まだ暫く病院にお世話になります。

部屋のお直しがちょいとかかるので・・・・からくり屋敷の感をていしてきたな、しかし。


2007/9/12 水曜日

人となりが見事に一致する北出クン

Filed under: 人物,時代 — patra @ 6:16:47

アルネの手帳定期購読している雑誌「アルネ」、大橋歩さんデザインの赤いノートが雑誌と一緒に届きました。6周年記念限定のお礼だそうです。
なにげなくめくっていたら、わ、うれしい♪北出博基クン・・とZakkaで有名な奥様の吉村眸さんの海の見えるミカン山の別荘(小屋と謙遜なさってますが別荘です)が載ってました。
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