2008/5/5 月曜日

浅蜊を採るって大変なんだ・・

Filed under: 料理 — patra @ 8:07:27

茄子アサリのみそ汁と茄子の糠漬け子供の日、といっても、もう家には息子も居ないので兜は飾らないことにして・・。老人の味覚を鍛えるための亜鉛を補給する浅蜊のみそ汁で朝ご飯,昨日のTVで見たアサリ漁の漁師さん夫婦、大変な重労働なんですね。
腰に結わえた紐の先に結んだ金属の駕篭で砂地を引っ掻くように獲る浅蜊、クイクイッとツイストしながら船の上で4時間も腰を振り続けながらの収穫なんですって。今朝の浅蜊は大きくて中々でしたので有り難く,そんな労働の賜物を頂く。茄子の色が今イチきれいに漬からないのは錆び釘が無いからです。釣りの錘も糠どこを仕舞う時どっかへ無くしたらしい。だから紫色が冴えないのですが忘れずに釘や錘をガーゼに包んで糠味噌に沈めましょう。

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クララがネズミに殴られかけた日

Filed under: ネコ タグ: , — patra @ 0:56:36

クララクララ実は小ネズミがここ何週も同居していました。職人さんがドアを開け放して仕事をする際、迷い込んだネズミと目が合ってしまった私、大声で叫んだらクララもチップも飛んでは来たのですが、ネズミが大ジャンプして威嚇する姿が勇ましく思わず笑ってしまい取り逃がしてしまいました。おっかなびっくり覗き込んでいたクララの鼻先をジャンプしまくるネズミはすごく小さいヤツでした。あんなに威嚇する姿を初めて見ました。でも捕まえないと困るし、頼りない家の猫ちゃん達は追いかけては見るものの捕獲にちっとも真剣ではありません。一緒に遊んでる感じ・・。困ったな〜業者を入れないとダメかな〜と思った次ぎの瞬間用意しおいたネズミ取りに自分から逃げ込んくれたネズミちゃん。万事窮す。一巻の終わり。けれど窮鼠,猫を噛む・・と言った大ジャンプを初めて見ました。飛び込んだ箱ごと見ないようにしてゴミとして出しましたがディズニーの漫画みたいで目が可愛くて何か憎めなかった・・・。 続きを読む…


2008/5/4 日曜日

思い出すと胸が痛む

Filed under: 時代,骨折日記 — patra @ 1:01:57

入院中、いちばん印象に残っている話を未だ書いていなかった。それはある親孝行な青年の事。親孝行と括る言い方さえ青年の心中を察すると軽々しく言えないが・・・。ある日同室の御婦人が部屋にもどってくるなり「偉い人を見たわよ。お母さんの髪を洗ってあげてる、感心しちゃった」と教えてくれたので閑を持て余していた私はドレドレと早速その青年をみにゆきました。廊下の洗面台でお母さんらしき人の髪を洗ってあげていた人は毎日のようにお見舞いに来ていた、無口な青年で顔見知りでした。お母さんは車椅子で何処がお悪いのかはわかりませんが多少認知症も患ってらしてニコニコするだけでお口を利きません。ある日などあまりに忙しい看護師さん達に小1時間もトイレに置き忘られた事もありました。そんな時でもニコニコ・・ホッペの赤いまだ充分に若い50代過ぎのお母さんをその青年一人が熱心に見舞っていたのです。洗濯から洗髪、トイレの介護まで黙々と静かにこなす青年に病室のおばさん雀連中は皆,口々に感心するばかりです。私がもっとも心配した事は、果たして仕事と介護の両立がこの先出来るのだろうか?という疑問でした。ちょうど去年の今頃のことです。だんだんお母さんの表情が暗くなり息子さんに車椅子を押されていても下ばかり向きはじめたのです。「どうですか?」と声をかけても「一進、一退でどうも良くありません」息子さんが答えます。病室雀のおばさん達は全員、その孝行息子さんのファンなので影ながら心配していました。ある日廊下で胸部外科の担当医と青年が思い詰めたような表情で立ち話をしています。どうやら急救治療が終わり,後期医療のための転院が決まったようでした。今、騒がれている直る見込みがない患者は(長期療養の療養病床で入院する70歳以上の患者は、食費や光熱費など居住に必要な費用が原則、自己負担となる。)つまり自費、療養型病院へ転院を義務ずけられたのです。もし母子二人だけの家庭で仕事をしながら認知症の親を見て行かなくてはならないとしたら・・・彼がどんなに優しい親孝行な青年でも任が重すぎます。お母さんは心でその青年の困惑を察知したのでしょうか、どんどん暗くなって顔を俯けるばかり。「医療相談を受けなさいね、」と伝えようと思い注意していたのですが2度と廊下で逢えないまま,親子は姿を消しました。65才より若かったように見えたお母さんは介護保険を、きっと未だ使えません。医療の狭間で何の援助も受けられないこうした家族がいっぱい居るのだと思います。「彼のために祈ろう!!」我々はそう呟いたものです。自分たちで身を護るしかない医療制度が後期医療制度なのです。ぼんやりとはしてられません。


2008/5/3 土曜日

初鰹と菊正・・

Filed under: 料理,日々雑感 タグ: — patra @ 2:38:46

五月のテーブル菊正とカツオのお造り茗荷と香草添え連休突入、工事も中止,静かな我が家。クララの鳴き声が響きます。先日,鰹をステーキに焼いて供したら「堅い」と母に言われたので今日は素直にお刺身。私は茗荷と香草,バクチー、生姜などの薬味で頂きます。日本酒が飲みたくなったので菊正を届けてもらいましたが、かねてからの疑問だった質問を酒屋さんにしてみます。「ボディビルかなんかやってます?」嬉しそうに「解りますか?」と答えてくれましたリーゼントの店主。どうりであの二の腕。酒壜の上げ下げだけでは理解でき無い鍛えようでしたもの・・・。茄子の油味噌炒めがおいしい。煮豆も美味しい.と言いつつ飲みました。このところの反省点を熟考しながら静かな週末。


2008/5/2 金曜日

世相にゃんこ

Filed under: ネコ,時事 タグ: — patra @ 20:04:02

ハンサムチップチップ君の夢はなんですか?なんてpatraが聞くからさ、それは言い難いけど長生きです!!って答えたんだ。そしたらね、「長生きってこれからの日本では必ずしも幸せとは限らないよ〜」なんて言いやがる。ムカついたのでプイ・・・でもシミジミと考えたら言えるね。patraなんか毎日,痛い足をがまんして台所に立って美味しいものを作ってバー様に供してるのに、結構、バーさんは「不味いの美味しいの」と煩い。おいらなら何でも有り難く頂くのにな〜。ガソリンの値上がりも困ったものだけど老人問題は深刻だよ。年金からちゃっかり後期医療保険,介護保険を差し引かれるバーちゃん、安穏とはいかない老後だものね〜。でも人生の最晩年、安穏で暮らすために耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んだ世代を優遇できない日本、そこに,辛うじてお邪魔するオイラ達猫族にホントにしあわせに暮らせるだけの呑気晩年があるのかにゃ〜?老人には家のオバーちゃんのように自分の身を賄うだけの収入が無いと格差激しい老人社会が待ち受けなんだって。オイラはネズミも獲れないダメ猫だけど宜しくにゃんにゃん。タハ・・・。ケアマネジャーさんも言ってたけど、これからの日本は家族一丸になって老人を支えないと日本の老人医療は座礁するんだってさ。優しさと癒しはオイラ達猫族の天性の勤めだから、そこんとこは任せてもらうとして、夢を突き詰めて考えなくとも答えの出る社会で暮らしたいよね。


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