中田英寿を見ながら
フミちゃんの友人から送られたすやの栗きんとん・・毎日お菓子があるので老母、大喜び!猫ママさんのロンドンのミンスパイからはじまった珍しいお菓子が友人たちから届くのでお裾分けに預かる母、毎日ニコニコです。老人にとっての幸せなひととき。
鶏スープが美味しいのでお昼は中華そば、もちろん栗きんとんもお供です。しかし中津川の「すや」郡上八幡の友人に送ってもらっていた頃の40年前にくらべると野生味が欠け甘過ぎますね、これも時代の流れかしら。
中田英寿のドキュメンタリーを見ながら感じたことは、彼がこの先どの方向へ進むのだろう?という興味より、彼が味わった挫折感、引退を決断した瞬間の孤独の深さを想像できた。あえて恵まれない子供達のもとへ行かせる衝動について考えていたら、ちょっと中田のために心配になってしまった。
昔、息子が交通事故に逢い瀕死の状態から奇跡的に生還したとき確信した感覚、それはもう2度と私は仕事では勝てないだろう・・・と言うものだった。
物の哀れを知ってしまった人間の辿り着く究極の感覚、諦観である。
中田英寿の美しい横顔を見ていたら彼の苦しみの深さがいかほど強かったかが伝わって来た。何年かかろうとファイトだけは取り戻してほしい。