2012/3/13 火曜日

クララ

Filed under: ネコ タグ: — patra @ 11:32:20

DSCN4680DSCN4678DSCN4679今日は全く掴まらない。入院を察知しているクララです。外は春の陽射しキラキラ…猫のきもちを考えてしまうと何もできない・・・先生も一晩考えたそうですが、ワクチンを打っていないクララに入院は危険、他の猫のインフルエンザが移ったら更に大変だとの意見。点滴を持って往診に変えました。
結構暴れたけれど注射バッチリ、3本。点滴は帽子掛けを運んで下げました。終った途端に逃げたけれど、少しだけどカリカリ食べてます。効いたかな?
先生の見える前に切った易は火天大有だった。これは大いに保つですぜ、嬉しいな。


2012/3/12 月曜日

3・11無事・・・

Filed under: 時代 — patra @ 3:24:31

DSCN4652空も晴れて、あちこちで追悼イベントが盛りだくさん、TVも特集を組んでいました。
でも何より息子達がお手伝いしているユネスコの追悼コンサートが無事に終わらないと安心出来ない。お風呂も早めに入り夜の準備をしていたらDMに優しいメッセージがFBフレンドから入っていました。去年の地震ブログを読んで心配し、もし私に何かあったら電話してね、と電話番号が送られてきました。嬉しかったです。でも極力人様に迷惑はかけない、と胆に命じていたのでサポート体勢は整っているので、ありがたいけど大丈夫とお伝えする。

そしてTVで万一大きな地震が今後起きたら!?というシュミレーションを見ていたら、まぁ、もう助かろうとは思わない事にした。他者のエネルギーを患わせるのは、もっとお役にたつ人で在って欲しい。

そして、夜、佐渡裕さん率いるスーパーキッズオーケストラの素晴らしい事、辻井君のピアノの軽やかな音色、高校1年生のヴァイオリニスト周坊君の才能!と驚くほどの密度の濃いコンサートだった。子供達の最小年は小学3年生から高校生らしいが、実に見事で眠いのも吹き飛んだ。たいした亊無いのでは?と思っていた自分が恥ずかしい、流石に佐渡裕さんの熱烈な指導の賜物であると感じ入った。

残念だったのはユーストを見てる人が少なかったこと。総勢15000人ちょい。
これはフランスと日本の時差のせいで2時間半のコンサートが夜中というのは辛い。タイムラインに「ボレロ」まで頑張る!て書き込まれていたが、私も頑張って最後迄息子達のお手伝いした仕事を見てみました。良くやっていたとおもう。耳の良い人達の書き込むタイムラインを読んでいるだけでも楽しかった。
古川さんがプログラムをリンクしてくださったり、何時もながら気配りでした。

若い才能がひしめいている日本、沈没させてなるものか!と思いながら、この企画に心から拍手を送った夜でした。ねむい。

アンコールのボレロ、精鋭を集めた1夜かぎりのジャポネード・オ−ケストラです。


2012/3/11 日曜日

佐渡裕さん指揮3・11復興支援コンサート

Filed under: 人物,日々雑感,時代 タグ: , , , — patra @ 1:27:57

あの恐ろしい地震と津波から1年が経ち、どうする事も出来ない我々は微力な寄付をするだけだった。しかし復興の根本は未だ道筋だけで、それも様々な困難、政治の無力などで本当の解決は出来ていない。一律復興税を国民全部が負担する!というような英断もないまま担当省庁と役人が増えるだけの無策に歯がゆいおもいでいます。そんな私に引き換えパリに居る息子夫婦とその友人達は震災直後から直ちにボランティア団体を立ち上げて頑張ってきてくれました。音楽をキーワードにした活動です。そして1年目の今日、ユネスコやフランス大使館の協力を得て、音楽による鎮魂のコンサートが開かれます。
その模様をユーストリームで発信するそうです。
機材は息子達の恩人古川享様(坂本教授のコンサートをユーストした方)が全て貸してくださったのです。
詳しい事は何も教えていただけていないのですが、沢山の協力者、様々な問題をクリアーしながら辿り着いたこの努力を支えてくださったのはフランスの国民の善意です。
ノートルダムのミサ、広場での集会、本当に静かに着々と進められた企画はどれもすばらしいものに感じます。息子達も微力ながらお手伝い出来た事をとても嬉しく誇りにおもいます。そして寄付してくださったフランスの皆様に心から感謝します。

追悼コンサートは夜11時頃、ここから見てください。


2012/3/10 土曜日

「ミルラ」 Myrrhをたずねて・・・

Filed under: 人物 — patra @ 1:15:56

2012-3-4-11

「ニジンスキーの牧神の午后」bY Sawako Goda  60号新作

合田佐和子さんは私にとっては非常に大切な画家なのですが、最近の若い人は彼女をしらない人が多いので時代の入れ替わりの激しさに改めて驚いてしまいます。
5月の個展のタイトルテーマが決まったそうす。
ミルラ・・・Myrrh 没薬(もつやく)と読みます。
東方の三賢者の寓話は知っていても,直ぐには「もつやく」の文字が頭に浮かびません。焼き鳥のモツが浮かんでしまう情けない隠居ですが漢字で書くと没をもつと読むのですから,普通では中々読めません。

大層むずかしいテーマですが、とても佐和子さんらしい題名だと思いました。

「旧約聖書によると、キリスト誕生の際、東方から来た三人の賢者の貢物の中には
乳香(偉大な預言者の証)と黄金に(偉大な商人の証)没薬(偉大な医師の証)が入っており、キリストは乳香を手にしたとして有名ですが、佐和子さんは偉大な医師の証の没薬をテーマに選んだのが今の病んだ日本と重ね合わせると深い祈りが籠められているように感じられます。

佐和子さんから送られて来た個展のテーマに寄せる紹介文をお許しを得たのでご紹介しておきます。

「ミルラ」をたずねて
私の作品はレンズ効果によって出来上がっています。
レンズを通したものがそのほとんどです。
クローズアップしたものがそのほとんどです。

それとともに、以前から ミルラ(Myrrh)という語感・響きに魅せられ、時折 絵の
タイトルにもしてきました。

その神聖・受難という意味あいをもつ香料・没薬(Myrrh)の香りというのが、実にことばにたとえようもないもので。とらえどころのわからないこの香りを、作品全体で表現しようとしたものが今回の展示作品です。

その香りの一端でも表現出来ていれば幸いです。
ミルラは東方の三博士がイエスの誕生の際に黄金・乳香とともに捧げた香料でもあります。
そして鎌倉における初めての個展を十文字美信さんのギャラリーで出来るのは嬉しいかぎりです。
                       
                  合田佐和子

「ミルラ」Myrrh の言葉ではとても表現できない,独特のその香りを絵のシリーズとして色で描き現したかったそうです。

うろ覚えの漠然とした知識しか持たない私へ電話口でスペルを教えてくださり淡々とテーマを読み上げてくださり、遂に私の要請に応え印刷される前のデーターを送ってくださいました。

「とても良いタイトルだと思いますよ。今の日本に、人々の心に、この医師の証として捧げられる「ミルラ」Myrrh…没薬はピッタリなテーマだと思う!」とお伝えするととても嬉しそうでした。

鎌倉近辺で個展をしたい!という希望だったのは一昨年の冬で十文字美信さんのギャラリーBをご紹介しました。
東京まで通う体力も今は全く無い状態での創作活動ですから,薄氷を踏むような思いでハラハラと応援していました。
会期はH24年5月10日から2週間です。(1週間短縮です。)
ここは写真家の十文字美信さんんがオーナーでしたから話はトントンと進む筈が3/11の東日本大震災などで手間取り、結局1年延期となったのです・・・

「8分迄出来上がったのだけど、今日・・・、もうこれで良いかな?と思った」
と電話を頂きました。ネットで届いた画像は佐和子さんらしく変わらず清潔で染み入るように一途でした。
2、3の対象モデルが具体的に過ぎテーマを邪魔するようにも思いましたが、佐和子さんは、でも出したいの!!と無邪気に笑います。

真っすぐな瞳のキリストがありました。心から購入したいと思う深い癒しの瞳です。

テーマとなった「ミルラ」はギャラリーで是非ともご覧になって頂きたい。

体力勝負でもある個展を前に出来るだけ安心させてあげたいけれど私に出来ることは話を聞いて励ます事だけ・・・
画家の闘いはいつも個人的で且つ、非常に孤独な闘いなのだ。38キロという細い身体で何十年も闘っている佐和子さんには寒さが一番の敵だったので去年体調を崩されたと伺い本当に心配しました。どうにか漕ぎ着けることができそうですが,目眩に苦しみながらの個展です。祈るような思いで応援しています。

佐和子さんにしか描けない世界…アンディーウオーホールよりもローランサンよりも合田佐和子が好きなのです。愛してやまない画家です。
宝クジが当たったならば温かい暖房のあるお風呂場にしてあげたい。身体が冷えないように床暖房のあるアトリエにして差し上げたい。と叶わぬ夢をおもう私なのでした。


2012/3/9 金曜日

黒猫クララ

Filed under: ネコ タグ: — patra @ 23:24:20

398412_315591518476718_275115872524283_771129_815755991_nこの写真はクララじゃないですが、クララの子供時代、もっとも不思議な遊びは隣りの敷地の泰山木の葉っぱを銜えてくること!
ウゥ・・・と唸りながら大得意な顔で部屋に入るなり私や息子の目の前にその大きく綺麗な,ツヤツヤなのに枯れた葉っぱを落とします。
どう!?誉めてよ!といわんばかりの得意げな顔で見上げる様子がおかしかった。
獲物かなにかのように顔より大きい葉っぱを銜えては走り込でくるクララは元気で本当に可愛かった。

そんなクララが17年目の今年、腎臓を煩い、食欲が無く、便秘がちで自力では排便できなくなってほぼ1月です。私の誕生日に奇跡的に大きいのを自力でしてはくれましたが・・・やっぱり変だ!!

往診の獣医先生に血液検査をしてもらって分った腎臓の数値は5でした。先生は大きい注射をしてから「過度な治療は可哀想だからね、様子みましょう」とお試しセットの腎臓食を置いていってくださいました。そうか、やっぱり病気だったんだ。

「どうしたの?クララ腎臓病のための餌、どれも嫌がって、そんなことでは死んでしまうよ!」
そう言っても「にゃ〜ご!ほっといて・・・」と啼くだけのクララ、ぴったりと私の側を離れません。
そうか、それならそれで良いよ。あの大きい泰山木の葉っぱ、沢山集めていたのに、引っ越しの時に捨ててきてしまった。ごめんねクララ。こんな風に葉っぱに埋まって遊びたかったんだね〜


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