2012/11/28 水曜日

ショートケーキ

Filed under: 家族 — patra @ 2:21:17

遅ればせながら母にショートケーキをお供えしました。
これには傑作な失敗がありました。
26日に叔母さまと従妹が冷たい雨の中,母の命日に来て下さったのだが、お二人に是非、お食事をご一緒に!とお誘いしたのですが「美代ちゃんと頂いたショートケーキで忍びましょうよ.夜は駄目なので」というお話だった。
当日私は叔母さまにお渡しする伊豆栄の鰻の佃煮や海老煎餅を用意し、ケーキ皿にフォーク等も準備、友人が下さったあまおうの苺や葡萄も用意してお待ちしたのです。
何故か、前の叔母さまがショートケーキを持って来て下さったので今回もそんな気がしたのです。
ところが雨だった事もあったのか母の好きな林檎とご仏前を頂きました。
うわ、失敗!用意したケーキ皿、からっぽです。
大笑いしレーズンウイッチやえっちゃんの栗きんとんを載せて誤摩化しました。

なんか勘違いしちゃった。で今日改めて母にお供え、そしてお下がりでお茶しました。クスクスと笑いながら・・・相変わらずの私です。


2012/11/27 火曜日

友人からピンクの薔薇

Filed under: 友人, — patra @ 10:19:44

「お花は沢山あるので、良いですから・・・」と言っても律儀な友人は夜、花を届けによってくださった。
「これはきれいなピンクだったので買わずにはおられませんでした」とニコニコ・・・
もう花瓶がないので黒いゴミ箱へ。
でもこのゴミ箱にはゴミが入ることはなく、いつもスペアの花器に早変わり、とっても重宝しています。
朝は一段と美しかった。
そして翌日の夜、またお電話をいただいたので、再度お礼を言うと
「お礼を言うのはこちらです。普通の人にはアレ程,心のこもったご供養はできません。本当に尊敬しています」と大変な誉められようで、慌ててしまう。

普通の方は身体が効くわけですからお参りも自在でしょう。何が起きようとなんとでもなる。我々障害家族はやっぱり不自由な分出来ないことが多過ぎます。何処からも文句をつけられないように、と細心の注意を払ってやっと半人前なのです。
無理を承知で頑張るきらいはある。必要以上に何にでも心入れしてしまうのだ。良いのか悪いのか・・・


2012/11/26 月曜日

馬の切手・・・

Filed under: 友人 — patra @ 21:39:20

叔母さまが従妹とお帰りになった後、友人がお線香をあげに寄ってくれました。
ありもので友達と食事・・・母にご仏典を頂き、薔薇を頂き更に切手まで。馬が好き・・・と口走ったためです(笑)何時も手ぶらでは絶対に来てはいただけない。
きれいなピンクの薔薇。


2012/11/25 日曜日

母の祥月命日

Filed under: 友人,家族 — patra @ 12:26:46

この緑色の菊が大好きなのですが、ふつうには店頭にならびません。
母の三回忌には母が喜んだ部屋にお花を飾り,偲ぶことにします。親類も皆高齢であったり、息子夫婦も間に合わないのでお寺にお塔婆とお経をお願いし金曜日に西別府君に生けていただきました。
部屋に実に見事な紅葉が広がりました。

母の額には小さい野の花を額の角に丸いオアシスを取り付け、小花をアレンジしてくださった。
涙がでるようなイメージだった。が少し抵抗があった。
深い理由はなかったが、なんとなく侘しい寂しい感じがしてしまったのだ。
若い西別府君が本能的に選んだ野の花のような倹しい花を見た瞬間,母の生涯が重なってしまったのだ。

一人で見送る私には抵抗があったのだ。

可愛いけれど侘しい・・・もう少し華やかにしてあげないと叔母さま(母の妹)が哀しむような気がした。

私達家族の味わった苦しい再生の人生に相応しいのだろうが、抵抗があった。

うまく言葉にはならないが、やっぱり遺影に手向けるには嘘でも明るい綺麗な小花で飾ってあげたい。踏まれても強く雑草の様に頑張ってきただけに,亡くなってから更にだめ押しの如くに雑草のような人生だったね、とは言ってあげたくは無かった。
そんな個人的感想で胸がいっぱいになってしまった。「これは無理」そう呟いた。
そんな私にさすがの西別府君は蔦をふやし小花を小さい花器にさしてくれて手前に置いてくれた・・・・
じっと見ていたら母が笑った。
嬉しそうな笑いと「バカね」という笑いだった。
ご供養するって、ほんとうに個人的な思いなのだ、若い才能は「活ける」という作業にもクリエイティブを見つけるわけだが、個人的な思いはきっと人の手を借りた瞬間から別なものになるのかな・・・

そんな昨日、えっちゃんが私と母を偲ぶためにやってきた。大輪の紅葉に歓声を上げてから
母の額を一目見て
『ぱとらさん、すご〜い!これ道で摘んできたんじゃないですか?摘め草がある・・・』と叫んだ。

心をこめて生けさせていただきます・・・とメールをくれた西別府君の尋常ならぬ感性を思い知った瞬間だった。
終戦後、日光の山に疎開し紅葉の山々を愛で両手に幼子の手を引き,道ばたの草に目をとめる,若き日の母の姿が突然蘇ったからだ・・・・君は凄い人。
この母を偲ぶイベントは素晴らしい若い感性によって感動的なドラマを見せてくれました.感謝。

えっちゃんが「この額は替えたほうがいいですよ」、お葬式のときのままじゃ駄目」

本当にそうだったのだ、此の「額」事体が侘しいのだった。
気がつかない自分の老いをも痛感した。
いつも大切なことを教えてくれるえっチャンと一緒に西別府君の挿花をいの一番に見ることができて良かった。


2012/11/24 土曜日

えっちゃん

Filed under: 友人 — patra @ 14:28:29

亡き母を忍んで二人で母の好きなシャンパンと鰻です。すやの栗きんとんと三越の美味しいパテや色々を差し入れして頂きお腹満腹・・・いつもやさしくてありがたい。


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