新年快楽
初ローストビーフ
この少年は銅板画家の奥 勝實さんの息子さん13歳です。
とっても爽やか、賢い少年です。剣道の地区代表、そのせいか礼儀ただしい。絵は繊細なのにガサガサ動き回る熊さんのようなお父さんとは似ていない理工科系の少年です。ファンになりそうw
宮沢賢治挿画展の時の原画です。
やはり奥さんの立体作品、ねこもどきも届く。空間を飾るオブジェの一種ですがとても気に入っています。
作るものと作家の人格がこうもちがうのか?それも不思議な発見ですが、一番の驚きは少年が芸術家の父母を愛し敬っている所が素晴らしかった。御先祖の徳を頂いている手が見事でした。私のアイスノンを詰まらせ開かなくなった冷凍庫を慎重に直し、手を真っ赤にして取り出してくれました。嬉しかったです。
もちろんお年玉をあげましたとも(笑)
一緒に並んだ写真が届きました。
何が凄いって東京湾のハゼの甘露煮、芋茎の煮たのという江戸前がしっかり入っていました。田舎の人には解らない粋な味です。懐かしくて涙でます。父が生前いつも昆布巻きを作っているそばに来て「おい中身をハゼの甘露煮にしてくれ、巧いぞ〜ハゼは」
泥臭いドジョウも嫌いな私は馬耳東風でした。
伊豆栄は父の行きつけ、良くクラス会等をしていたお店です。
父から名前を聞くだけで一度も暖簾はくぐってませんでした。
その伊豆栄からお節を注文して見たら、幻のハゼの甘露煮です。
おぉ、父上よ、あなたの流儀、江戸っ子の味は流石でした。思い出させてくれて感謝です。と書いて置きながら大きな間違いだった事に気がついた。
今朝もハゼと思って食べてみたら「ん?これ鮎?」
お腹に詰まった卵の触感が・・・お品書きを見てみたら「子持ち鮎」と書いてありました。書き直そうとおもったけれど勘違いしたのも事実、この侭にしておきます。
「鮎か〜どうりで美味い」
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