2004/11/23 火曜日

老人ホームの錬金術

Filed under: 日々雑感 — patra @ 5:54:51

なにやら奇妙なタイトルの本を読まなくてはならず、全然時間がたりません。
まだたった数ページ。
ティモシー・ダイアモンド著 工藤政司訳。何を思ったか母が借りてきて私に押し付けたのです。
ちょうど介護に関して専門書も読んで研究したかったので・・・諦めてとりかかってます。いつまでも元気とは限らない老人達、とりまく環境を少しでも理解できたら、と思います。
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千の風になって・・・

Filed under: 友人 — patra @ 0:55:21

 A THOUSAND WINDS

 Do not stand at my grave and weep,
 I am not there, I do not sleep.

 I am a thousand winds that blow;
 I am the diamond glints on snow.
 I am the sunlight on ripend grain;
 I am the gentle autumn’s rain.

 When you awake in the morning hush,
 I am the swift uplifting rush
 Of quiet in circled flight.
 I am the soft star that shines at night.

 Do not stand at my grave and cry.
 I am not there; I did not die.
昨日の西村よし子さんの事について書いたら、この詩について
ご紹介くださった方が居ます。
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2004/11/22 月曜日

追悼セールのお知らせ

Filed under: 友人 — patra @ 2:07:43

私には忘れられない人が沢山居るのですが、ついこの夏の終わり、まだ暑さの残っている9月19日にも一人の先輩を病気で亡くしました。
その事を知ったのさえ、大分経ってからで、どうする事もできませんでした。

彼女は浅草生まれでした。日本で初めて原宿に「マンション・ブテック」という名称を流行らせた個人デザイナー1号の人!と実は思っているくらいなのです。s’40年代の何も無い時代に信じられないくらいお洒落な店作りをしていました。沢山なサテンのクッションや色とりどりのオストリッチの羽根、綺麗に塗られた籐の椅子、スタンド、床に置かれた篭の中の小物達、医療機具を入れる家具、いち早くお店のディスプレイに使用したのもヨシ子ちゃんじゃないか?と思っています。ピンク色に塗りあげ、それは凄く可愛らしくて・・・当時のおしゃれ好きな若者の心を瞬く間に虜にしたものです。
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2004/11/21 日曜日

男気

Filed under: 人物 — patra @ 2:22:56

今日でラストの「弟」を見て考えたこと。

昨日のシーンで初めて私が渡哲也さんのファンになった理由を改めて理解できたように思った。
息子の交通事故で暫く休んでいた私の仕事復帰は、確かシャープだったが、もう一つは渡哲也さんの「カゴメトマトジュース」だった。これは高橋靖子さんへ来たお仕事で、彼女の都合がつかずに、代わりに私を紹介いただいた。
製作打ち合わせの為に調布、日活の近くの石原プロへ出かけた私は、プレハブ小屋を、多分手狭になって2棟を連結したであろう段差のある質素な事務所に、まず驚いた。砂利の敷かれた敷地には撮影に使われる小道具、バスタブなども乱雑に放置され、スタッフも男ばかりが出たり入ったりと落ち着かない。

今思うと石原プロが立て直しに必死な頃で、渡さん始めスタッフ全員が一致団結していたのだ、とドラマで初めて知り納得した。

今回のドラマにはそのプレハブの事務所が忠実に再現されていて、しかも、そこへ渡哲也さんが尋ねて来て石原プロの窮地を救う重大な話になっていたから・・・あぁ、そうだったのか!と胸が熱くなったのです。
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2004/11/20 土曜日

眩しい歯並び

Filed under: 料理 — patra @ 3:42:00

韓国へ出張したさとなおさんの日記を読んでいたらキムチが日本の物と全く違う、塩辛が決め手!みたいな事が書いてある。それならあそこだ!と突然、韓国大使館の前、仙台坂の韓国キムチの店を思い出した。教えてもらったのはかれこれ15年も前なので未だあるのかは知らないが、左側に韓国大使館のゲート、厳めしい顔の警備員が立ってこちらを睨んでいる。ちょうど坂を登り始める途中の小さい店なので、車を駐車しづらく、買いに行くのが億劫になって久しい。麻布十番に住んでいる友達に連れて行ってもらった日はカルチャーショックだった。小さい店に美味しそうな漬け物の桶。沢山のキュウリやカクテキやキムチに交ざって全く知らない食べ物や漬け物が店先に溢れるように並べてあった。小父さんが一人通れば塞がるような通路に立ってぼんやりと物色していると、やはり車で乗り付けたハチ切れそうな若い韓国人と思しき女性が私を見て「ここは、おいしいのよ!ほかじゃ食べられないのが一杯あるから!」と声をかけて来た。いかにも初心者風の私が選びあぐねているので邪魔だったのかもしれない。端に避けると、テキパキ注文しながら私を振り返って「いいから、ここのイカのキムチ漬けを買っていきなさい。」と綺麗な歯で笑った。
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