心臓の手術、終わる。
お茶断ちして祈った姪の心臓に人工弁を施す手術が無事に終わった。
報告を聞いて、ホットして自然に、手がお茶を煎れていた。父の仏壇にも「5日もお水だけで申し訳ありませんでした」と無事を報告して供える。
サイズがピッタリと合う弁が中々無くて、アメリカから輸入したものだそうだ。当分、1日1回の面会が許されるだけの姉が病院から電話で報告をしてくれる。応答する老母の明るい弾んだ声に、ついつい嬉しさのあまり思わず知らず煎れた1杯なのだけど、・・・たった5日の茶断ちでさえ「わ、おいしい!」と叫ぶ。普段以上に新鮮で美味しく感じられる宇治の新茶にありがたさが倍、身にしみた。
時々、こうして何かを断つことは、弛んだ日常に活を入れることかもしれないと改めて思う。
部屋に置いた花が、万に一つでも萎れるのが怖くて丈夫で身体に良い紅花にしてまでゲンを担いだ5日間でした。