
去年は和風な雛祭ディナーだったので今年は冷蔵庫の残り物で・・

芽が出てしまった男爵芋3コはスープにするとおいしいので小さく切って葱の白い所、1本と柔らかく茹でてからフードプロセッサーでポタージュにミルクで伸ばして生クリームを入れ塩だけで味付けします。
ビシソワーズの暖かいスープ。これは浅葱を散らすのですが葱の青い部分を微塵にして.うっとりする味。バターで葱を炒めづに創る簡単レシピ、母、大感激でお代り

冷凍庫で出番がないままのフォアグラ・・パリの鶏インフルエンザのせいで輸入禁止になるらしいので今日が食べ納めインゲンをシンプルにつけ合わせ。ビーツのマリネも。

稲垣足穂は「蛸と胡瓜」で酒を飲むのは品がない・・と申したそうだがここは洋風なので胡瓜揉みに塩をきかせ紫蘇風味にしたところへ山葵を擦り込んだ蛸、分量が何とも粋でしょうが?

そしてココアを生クリームの上から散らした(茶漉しで)大人風味のケーキは今風に苺やクランベリーで飾りたかったけどドライしか無かったのでラム酒で柔らかに・・
下側にバナナと苺のスライス、不出来な回りにはキウイーと苺で飾ってみる。
家にあった材料だけで創ってみたら苦味とフルーツが相性でとてもおいしい。
私はケーキもフォアグラも少し残したのに母はペロっと平らげてから
「フランス人は偉いわね、デザートのある食事って最高に満足なものよ」
「お腹ごなしにお皿、洗うわね・・」と上機嫌でした。
何の変哲も無い材料でも2時間弱でお洒落で満足なイヴ雛テーブルになりました。