近江屋のシュークリーム


お買い物をしていただくヘルパーさんの行動半径に無駄がないように買っていただくお店を決めて置くのですが、昨日は目出たく本郷赤門方向のみ集中して頂けました。冷凍保存に向かないので食べきり4個だけ。この日記を読んでくださるお人が居ると食べ物のことばかりで呆れるでしょうが、胃に問題を抱える老母には「何を食べるかな」が目下、最大のたのしみなので不肖の娘、根気よくお付合いをしてあげてます。ふとる恐怖と平行線なんだけど・・・。今夜は地味みに柳葉魚でお茶づけ!と気分で調節も怠り無く。
ドアを直します、と言っていた裏の鹿島建設の人にスッポカされた。又振動で鍵が開かなくなったのだ。月曜の5時頃、と先方からの申し出で約束したので台所が使えないと思い大急ぎで早めに母のご飯。昨日のスープにジャワカレールウ中辛を入れトマトも小さく切って塩とセージをふった鶏をコンガリ焼いてハサミで切ってトッピング。これ思いの他美味しい味。再び香草を散らす・・・家族が少ないと使い切らないとすぐ悪くなるのが欠点なのだが、二人共大の香草好きだから・・・
ところが6時過ぎても来ません。きっとサッシ屋さんに連絡をとるのを忘れたのでしょう。「しかたないね」と待たせていた母を呼ぶ。 続きを読む…
土曜に作っておいたミネストローネが味がなじんでとても良い具合。久しぶりに作った角切り野菜のスープ。ほぼ10年振り・・・私の中ではすっかり飽きてしまったミネストローネスープですがTVの/二人の食卓 の周防監督の見事なレシピを見て触発され、夏に冷やして呑むなんて知らなかった、美味しいかも!と思い直して作ってみました。おかひじきが無かったので香菜です。しかし男の料理、太刀魚もトマトスパゲッティも実においしそうでした。マンネリ気味を反省。
昨夜に引き続き母も頑張ってドラマを見る。この時代、ちょうど私は結婚し子を妊娠中だったので「誘拐」という事件や犯人小原の人間性に興味があったのだろう・・・自白した年の新聞の見出しに覚えがあるような気がし、母に「確か、さいごに母親の事を聞かされて自白したはずよ!」とネタバラシしながら見ていました。そのまんまの展開だったが、犯人役の萩原君も渡辺謙さんも迫真の演技で引き込まれました。カメラ−ワークも良かった。
中々自白しない取り調べ中の小原役を「冬のソナタ」ペ・ヨンジュンさんの吹き替えの萩原聖人君が熱演してたのも面白かった。凄くリアル,という事は良い役者に育っているってことですね。知ってる女優さん男優さんがしっかりと脇を固めていたり柴田恭平さんが凄く良い味だったりと、ドラマとして楽しめました。監督も満足だったのでは!そうそう,ラストのお墓参りは本当なのかな?「お母さんのお墓に入れなかったんだね」と土饅頭に頭擦り付けて泣くシーンは出来過ぎな印象でしたがホントの実話だったかも・・・。そう思わせる八兵衛さんでした。
50周年記念ドラマ刑事一代平塚八兵衛 昭和事件史 を法事から帰って疲れているはずの母が見たい!というのでその前の美空ひばりさんから延々とテレビづけ。渡辺謙さんは八兵衛さんの感じを出す為の髪型など工夫があって熱演なのだが、日本の役者、特に一部脇役は怒鳴ると台詞の口跡が悪く何を言ってるか分らないらしく.一々母に通訳をしながら・・・でも時代がどれも母や私の記憶にもある事件だったので楽しめました。謙さんはもちろんだが脇を固める役者も良い。柴田恭平さんが久しぶりに上司役で良い味を出して元気そうなので嬉しい。東京キッドブラザース時代からのファンなのです・・・。女優陣も昭和の時代らしい雰囲気が良く出るキャスティングで好感が持てたし母は帝銀事件の平沢貞通役の榎木孝明さんが品が良い平沢の雰囲気が良く出ていると喜んでいました。平沢はさいごまで「犯人では無い」と無実を言いつづけ獄死した絵描なのだが、では通帳に振り込まれていた大金は何処から?を決して明かさなかったのが致命傷となった人物だった。父は当時、アノ金は大臣かなにか当時の権力者に頼まれて描いた春画だろう・・・と推理していました。真相は闇の中。久しぶりに遅くまで一緒に見たのも全部、昭和事件史その物の時代背景が我が家の時代史とも重なるからでしょう。八兵衛さんが解決出来なかったのは「3億円事件」だけだそうです。「吉展ちゃん事件」では、足の悪い弱者風な人間が,もっと弱い子を殺すという事件は衝撃的でしたから。今では考えられない牧歌的な、訛りのある脅迫電話の声が違和感と共に記憶にのこっています。誘拐事件はいっぱい在った時代ですが算盤漫談のト二ー谷さんの子供が助けられた時、田んぼの一軒家の蚊帳の中で犯人の子供と一緒に寝ていた!というやっぱり妙に牧歌的な事件の新聞写真が記憶にありました。
今夜も続きます。
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