2010/8/31 火曜日

感慨深いディナー

Filed under: 家族,時代 — patra @ 3:11:20

CIMG7932CIMG7934CIMG7935契約したマンションの内見会に行く為にストレッチャーで家を出るという大変さだった。安全でしかも痛くなく私を運ぶには、色々検討した結果、其の方法がベストだったのだ。
しかも1年半振りのお出かけだ。
現地で大勢の担当さん,スタッフに出迎えられて恥ずかしい事でしたが、車椅子に乗り換え部屋まで直通・・・共有部分はシックで豪華。部屋の第一印象は狭い・・・だった。
11部屋から4部屋への転居は図面で覚悟してはいても現実は「厳しい廃棄作戦」が避けられない。
良い面を探そう・・・台所とお風呂周り,トイレはほぼ百点だった。

担当のインテリアデザイナーに何度も何度も駄目だしし、苦労させたキッチンは素晴らしい出来だった。
お皿を入れる両面引き出しの大きなアイランドは特に傑作だ。ゼネコンさんもM不動産の担当君も、怒らず何度もやり直して下さったYさんには感謝し切れないほどだ。
蓮池を見下ろす眺望の見事さも想像以上だった。27階から見下ろすのだから窓から緑は望めないのでは?と危惧していたが良い方に外れ,スカイツリーも花火も、遠いけれど正面に見える。

けれど息子のも母も勿論私の部屋も今までのスペースより狭いのである。それが哀しい。

都会の真ん中で眺望良く便利なバリアフリーで暮らすとは、しかしなんと高くつく事か。夫々の想いを胸に帰宅。夕べから焼いておいた,火傷の時の氷代わりに私の足を冷やしてくれた「イチボ」部分の美味しいローストビーフで「お疲れさまディナーをする。不機嫌だった息子が駐車場が最新式で障害対応なのが気に入った!と一応言ってくれたのと夜景が奇麗だろうと呟いたのが救いだった。
ここで生きて行くしかない。タワーリングインフェルノがあんなに恐かった私なのに・・・


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