空飛ぶ?自転車
このところ血圧の下が高い私は極力無理しないで暮らしています。
脳の血管が切れたらそれこそ一大事!
朝のうちにメモを残しベッドに戻るのも母が思いのほか元気に復活し、夕方まで留守番が出来るお陰です。
家に来てくださるヘルパーさんは皆さん、それぞれ良い人達、夏からの私の奮闘を理解してくださってますので寝かせてくださいます。
夕方起きると母が「Mさんが松坂屋まで自転車で天ぷらを買いに行ってくださったわよ〜」嬉しそうに報告してくれる。
ヘルパーさんの自転車での行動範囲は凄い、けれどそれに甘える訳には行かない。体調が悪く手抜きをする時困るのが食事!もう近所の何もかも飽きてしまって・・・
朝、書いたメモに<お天ぷらが食べたいな、お芋と掻き揚げ・・>冗談半分に書いておいたのを見て「ヨシ、上野の松坂屋まで行ってきます」遠慮する母に大丈夫!と胸を叩いて自転車に飛び乗り40分で戻ってきてくれたそうです。
コキコキとペダルを踏むのじゃない電動かもしれない自転車に羽根が生え優しさを乗せて空を飛ぶ情景が目に浮かび、その心意気に泣けます。
ヘルパーさん、という仕事は本当に大変で何時も有り難いと思っていますから[何か我々に要望がありますか?」そう質問される度に「いいえ、それよりお頼みする我々の方こそ気を付ける事が無いでしょうか?」
そう答えていました。
「そんな事を言ってくださる人は稀ですから・・遠慮なさらないで下さい」
こんな良い人達に恵まれることも滅多にないでしょうが、これこそお互いの和顔施のおかげです。
天一の掻き揚げは小柱だったしサツマ芋と小さい海老はメモに忠実なので笑いがこみ上げますが、でもって心して盛り付けて美味しく頂きました。
彼女達ヘルパーさんは心のケアまで踏み込みながらペダルを漕いでいるのですね〜、プロ意識に改めてありがたい事だとおもいました。