8月15日終戦記念日
上原阿闍梨様を検索していたら日本の有名な仏師 松本明慶氏の お内儀が書かれた<護摩行のレポートを知りました。阿闍梨様のご修行は何とも凄まじいものでしたが、その命の神秘を悟り開眼に至るまで焚かれる護摩木は何と12万本の想像を絶する量だったそうです。
松本氏は焚かれた護摩木の灰を遣い不動明王の灰仏を作るよう事前に上原大阿闍梨さまよりの依頼を受けたのだそうです。
これを読んで膨大な灰をも一つとして疎かにしない修行者の心構えにひたすら感じ入ってしまいました。仏師に興味を持ち更に検索してたどりつぃた・・・安田明玄仏師さんは松本明慶師の一番弟子だそうで松本師との運命の出会いはわずか13才だったそうです。「考えれば考えるほど劇的な出会いでした」
そう私の質問メールに答えてくださった安田仏師。
松本明慶師が仏師の道に入る切っ掛けは13才で亡くなった弟さんの供養からだったそうです。
お二人の出会いにこの13才と言う年齢の神秘を感じてしまいます。
そんな若くして仏師の道を歩もうと決心なさり弛まぬ修行の後に立派に独立なさった安田仏師の作られる仏像は何とも香しく柔和、どの仏像も慈愛にあふれているように思います。
彩色された美しい仏像の専任の彩色師は仏師になろうと決心した安田氏が高校で出会った奥様だというお話にもドラマを感じてしまいます。
ぜひ素晴らしい仏像をギャラリーからご覧になってください。
靖国論争など忘れ日本人の心おだやかであれ・・と祈りたい。
仏師 安田明玄さんのHP、素晴らしいですね。
仏像を彫れる人というのは、とても不思議な感じがします。
世俗の人ではないような・・・
「ガラスの仮面」の紅天女を思い出しました。(笑)
コメント by 変人です(^▽^) — 2006/8/15 火曜日 @ 15:46:35
変人さん、さっそく観てくださってどうもありがとう♪
素晴らしいですよね。この吉祥天も伐られる運命だった銀木犀の木から掘り出したもの・・・まろやかで暖かみさえ感じてしまい見惚れます。
世俗を離れた素敵な所でお仕事なさっているようですよ、雪景色や木の実や何もかもが
犬君まで特別な感じ(笑)
紅天女は良く知らないのですけど・・
ご夫婦で精進なされるお仕事ってとにかく見事で憧れます。
コメント by patra — 2006/8/16 水曜日 @ 1:56:13
目の保養になりました。素晴らしい仏像を観る機会をいただいて、ありがとうございます。超越者というよりは、人間的な生命のぬくもりに満ちた表現ですね。特にギャラリー3の聖観音像がとても気に入っています。仏陀をこの上なく慕っている夫もいいね〜と見とれてましたよ。仏師という職業にあこがれます。実は、日本にいる間に仏画が習いたかったな。
コメント by Michiyo — 2006/8/16 水曜日 @ 2:57:07
Michiyoさん
私も安田師の聖観音をとても気にいってしまった一人です。
金属ではないせいでしょうか温もりの伝わるやさしい表情に魅せられてしまいました。
ヨガの達人でいらっしゃるお二人です、きっと気に入ってくださるものと思いました。
木の中に隠れていらっしゃる仏を掘り出すお仕事、すばらしいです。
息を止めるようにして線をほるのでしょうか?私は眺めていて思わず息をとめてしまう
いまからでも、ぜひお描きください。インド風でもMichiyo風でも、きっとドイツで描く仏画は味わい深く心を打つとおもいますから、ぜひ!
コメント by patra — 2006/8/16 水曜日 @ 3:23:30