2005/7/28 木曜日

植田正治さんの写真

Filed under: 人物 — patra @ 1:03:49

一番好き、といっても過言ではない写真家は鳥取の砂丘を映す植田正治さんだ。
そのモノクロでシュールな写真を大昔習っていた絵の先生に連れられて二科展で見たのが最初のはずだ。ぐるっと見て回った絵画よりも自分は写真の方が好きかもしれない、という漠然とした思いを抱え写真の前に立つ私へ決定的瞬間になるくらいインパクトが強かった。

曖昧な記憶力で名前をはっきりと覚えられなかったが、その後、カメラ毎日や芸術新潮などの特集を目にする度に「そうだ、この写真が好き!」と強く思いつづけた青春がある。

隙のない構成力で砂丘に配置される人物の絶対的な立ち位置、落とす陰、さしだす帽子、割烹着姿の御近所の夫人方のかざす黒いこうもり傘のシュールな対比、この美しさはファッションを遥かに越えて強く見るものに迫ってくる、どの時代から見ても新鮮さに驚かされる。

去年、息子から「植田正治さんという写真家を知っている?と聞かれた時、「確か砂丘を映している方だと思う、下の名前はおぼろだけど素晴らしい写真よ、1番好きかも知れない」と再度答えた。
息子から知らされたサイトを確認した時、今度こそピッタリとお名前と作品が一致した。
不思議な御縁をいただき息子はパリで植田さんのお孫さん仲田薫子さんと御会いしたそうです。目下植田正治氏の回顧展はスペインからヨーロッパを3年かけて廻っているのだそうです。
強く「好きだ」と憶い続けると時空を越えてこんなに次世代同志へのチャンネルが開くものなんですね、と改めて感じ入る。

私のスタイリスト時代の先輩、高橋靖子さんが、やはり植田さんの写真を幼少時によく見ていた、と書いていらしたので、あぁ・・時代が同じなのだ、とその共通性を喜び、続いて飼い犬君の名がココ・・・に更に驚く。

名前の由来はきっとココ・シャネルかしら?私の亡くなったココ猫はシャネルからです。多分シャネルの服は一枚も持たない私達、でもきっとシャネルの生き方が好き・・・。時代の放出するエネルギーを、様々にキャッチしながら高橋靖子さんに出会った事で広告の道に入った私です。
アシスタント同志が親友という楽しいおまけも、現役の頃はもちろん今も雲の上のお人でありますが犬好き、猫好きという違いは今だ現役、片や隠居暮らしにも顕著です。

永遠不滅の植田正治氏も犬好きに違いない。

冒頭は

会場をぐるっと見て回り、植田正治さんの写真の前に立ったとき、強烈なインパクトを受けた。
それは漠然と抱いていた自分は絵画よりも写真の方が好きかもしれない、という思いが確信となった決定的瞬間だった。

と言う意味を書いたつもりが、へん過ぎな表現で相変わらずのパトラ語、いつも省略し過ぎで失礼してます。(脱力)

  1. 教会のパイプオルガン

    翌日6月4日の昼、アトムさんの会社の敏腕ウェブ・プロデューサー津田かおりさんの…

    トラックバック by so what? — 2005/7/28 木曜日 @ 3:30:50

  2. 植田正治「写真の作法」

    3連休の初日は、なんだか最近しょっちゅう通っている気がする恵比寿の東京都写真美術館にて、『植田正治:写真の作法 ??僕たちはいつも植田正治が必要なんだ!??』を観に行ってきました。もう、ついに「友の会」に入っちゃいましたよ。写美主催の企画展・常設展がみられるほ…

    トラックバック by ayanolog — 2005/12/30 金曜日 @ 13:31:52

  3. 植田正治 オマージュ展と、mens・BIGI 83年カタログ

    昨日「日曜美術館」がついてて、ふと目に入って来た、懐かしい写真!!
    こ、これはっ!!1983年mens BIGIのイメージカタログみたいなので
    私が凄く好きだった、あの「植田正治」さんの写真だ!
    昨晩押入を探し回ったけれどどこに行ってしまったのか・・・(T_T)
    本当に…

    トラックバック by ポコアポコヤ — 2006/10/28 土曜日 @ 23:21:39

  4. ボコアボコヤさま
    TBしてくださりありがとうございます。なぜかこちら側からのTBができませんでした。mens BIGIのカタログは残念ながら持っていませんが植田さんのお写真は私の原典のような気がしております。
    菊池さんは高校の時、一瞬同級生だったんですよ(笑)
    お孫さんの薫子さんとは息子がお友だちなので御会いできました。素晴らしく愉しいひとときでした。

    また御会いしたいな、とおもっております。

    Comment by patra — 2006/10/29 日曜日 @ 13:34:26

  5. patra様、こんにちは!
    こちらこそ、コメントとかとてもご親切に本当にありがとうございました。
    菊地さんと同級生だったんですか@@ う、うらやましい!!
    それに息子さんがパリで薫子さんと会って、お友達だとか、高橋靖子さんとpatraさんがお知り合いだとか、なんだか私から見たら、雲の上の様な(表現おかしくてスイマセン)事柄です。

    昨晩夜10時から、植田さんの特番があって、それを見てネットサーフィンしていて、こちらに辿り着いたのですが、思いがけず素敵なブログさんを発見してしまった様で、とても嬉しいです!

    Comment by latifa — 2006/10/29 日曜日 @ 15:39:11

  6. latifaさんとおっしゃるのですね!
    私のブログは書き込みがすぐ表示されないようで失礼したらたいへん!と慌てました。
    昨日の特番をみのがしてしまって残念でした。

    菊池さんと稲葉さんは年齢が上だったので美術科の先輩になるんですが、なんでだか菊池さんは英語科の(高校部)1年だけ同じクラスに在籍してらした。(笑)
    ほとんどお教室では姿はみませんでしたが。出世頭です〜。
    薫子さんの企画した植田さんの写真集「かくれんぼ」をいただきました。そのことも書かなくてはとおもいながら日々流れてしまう時の早さよ・・・です。
    コメントどうもありがとうございます♪

    Comment by patra — 2006/10/30 月曜日 @ 0:24:55

  7. ミニチュアダックスフント写真画像第4弾【ミニチュアダックスフント@画像・写真】

    こんにちは今日はミニチュアダックスフントの写真・画像第4弾です。うちのミニチュアダックスフントのハリーですハリーは自分の綱で遊ぶのが大好きです。お散歩コースに誰も来ない穴場があるのでそこだけ綱を外してあげます。決して他のところでは外しませんよ。…

    トラックバック by ダックスフントすき【ダックスフントすき】 — 2006/12/1 金曜日 @ 10:23:41

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