2010/5/12 水曜日

伝えるという技

Filed under: 料理,日々雑感 — patra @ 1:20:27

CIMG7008つくづく難しいものだな、と思った。今流行のUsteamで様々な分野の人が映像とともに語るのだが、語るにも話術という技術が絶対に必要だと思うのだ。
さて,昨日の夜から続いている雨のせいか気温が又下がった。
そのせいか?母が食欲をなくしたので夜の食事は一人だけ・・・お茶をかけて頂きました。
子供茶碗です。
そして母のためのお粥を仕込みます。このところ少し固いものが続いたかもしれない、と考えながら牛蒡の笹がきのキンピラを平らげる。
レンジで柔らかくしてから炒めても、もう母の胃には負担なのかもしれないから・・・前にTVで見た何でも泡状にする調理器具、何だったかな〜検索して置かないと。
時代によって調理法もずいぶん進歩しているから。昔だったら老人にキンピラなんか出せば呵られたものだが、ムース状のキンピラなんか面白いだろうな〜。でも一目みて何このXXXみたいなの?と母は、食べないうちに文句言うに違いない。ふふ・・・

昨日、インテリアデザイナーと話をしている途中で、また不機嫌になってしまったら「そんな,投げやりでは駄目ですよ」と先方から窘められた。偉い。私の問題点は、一匹狼が長いせいか通じないと思った途端に子供丸出しになってしまうところ、すごい弱点だった。
組織で揉まれる人は優柔不断にみえても必死に食いついて来る。そして伝えようと努力する。とにかく根気がよい。一見ふつうを侮れない。


2010/5/11 火曜日

ポルトガルからリスボン、パリへ

Filed under: 人物,友人 — patra @ 4:23:13

 
帰っちゃった・・・

というタイトルで青目からメールが届いた。おぉ、長い間息子夫婦を遊ばせてくれてありがとう♪メールの内容が、ほんとの親子の別れよりも身につまされて、危うく錯覚するとこだった。こっちはほぼ10年の間パリ=東京=パリを繰り返す彼等に神経が麻痺してくれたお陰で、やっと何とも無くなったけど・・・メールは
  
坊ちゃま、嬢ちゃま・・・午後三時、リスボンにお発ち・・・はぁ・・・

そのあと、三十分近く、彼らの部屋と自分の家を行ったり来たり、
なーんも手につかない・・・寂しいねぇ・・・
パトラは毎年、こういう気持ちを味わっているのだねぇ・・・。

今頃、途中で一休みしているころかもしれない・・・。
おにぎり持たせた・・・茹で卵持たせた・・・びわ、持たせた、
水、持たせた・・・指先確認の癖が抜けぬ・・・。

彼らが発ってから、一心不乱で絵を描きました・・・。

それにしても、いい子たちねぇ・・・。
楽しかった、ありがとう。

                           青目

子の居ない青目夫妻に子供扱いされてる息子達は大の大人なんだけど、青目が息子に逢った頃は3才〜5才、それから突然パリで再開したのが40男になってた訳だ。傑作な再会なんだな、これが(笑) まさか禿げていないでしょうね!だった。青目の表現では息子は産み忘れた子供!だそうですよ・・・。

そしてお別れの日がやってきた。猫まで噂話をするくらいポルトガルに溶け込んだ10日間が終りました。二人の心に消えない画像をいっぱい写し込んだことでしょう。

青目は6月頃又日本で絵と写真の展覧会をする予定です。その準備の忙しい最中に息子達の面倒を見て呉れた訳だから実の親よりも相当に有り難い愛ってことです。
おつかれさまでした。


2010/5/10 月曜日

そら豆のリゾット

Filed under: 料理,日々雑感 — patra @ 20:43:14

CIMG7003CIMG7001そら豆のポタージュを作るつもりだったが、気が変わってリゾットにしました。昨日の残を実だけ出して・・・
新玉葱の甘さに乾燥ポルチーニの香り、それに茹でて剥いたそら豆!想像しただけでも美味しそう。ポルチーニの戻し汁もたっぷり使ってコンソメのスープを作ります。まず玉葱を炒めポルチーニを刻んでいれお米を入れてスープで煮る。味は薄めだがバターと白ワインの所を日本酒すこしで蒸らし塩胡椒で味見・・・ここは基本トマトリゾット参考にしてみて!シェフ、ハンサムだし(笑)
牛蒡をピラーで薄く削ぎ水に晒してから胡麻油で炒め、味醂とお醤油です。豆苗が大好きですが、昔のような太め柔らかが中々手にはいらない。みな中華屋さんに行ってしまうのかな?これは味の素、塩,胡椒だけでシンプルに。胃腸の掃除メニュウーなのでヨーグルトとキウイーもデザート。赤マグロを少しだけ黒胡椒と岩塩でイタリア風に!と思ったけどやっぱり日本人(笑)お醤油で食べました。(後で写真を差し替えるかも)


しかし

Filed under: 感想,日々雑感 — patra @ 1:25:33

CIMG6966IMG_0271勿体ないけど母は一口で止めてしまったピラフ。
無理して食べた私はサフランのご飯で舌が荒れてしまう。

ご好意を無にしてしまって切なかった。ごめんなさい。(これは親戚に心から・・・)

母曰く「ケーキだって飾れば良いってもんじゃない。野暮だ。そこへ行くと昨日のチーズケーキは見事だったわね〜」だそうである。
92才、侮れぬ舌の持ち主なり。そら豆は美味しい美味しいの連発。自然なものを自然に調理するとは最高の贅沢だということでした。

言うまでもないが、この文句は店にたいしてです。きっと昔はそこそこ評判だったのだろうけど
確実に味おちてます。まずい。


そら豆は蚕豆とも書くのね

Filed under: 友人,日々雑感 — patra @ 1:10:48

IMG_0259愉しいブログを発信しているサハラさんはこの夏千葉の館山へ移住なさる。目下お家をリホーム中です。大きい星空のテラスが着々と出来上がりつつ有るそうだ。
良いな〜健康な人は田舎暮らしができる体力があるから・・・そんな彼女から館山名産のそら豆が送られてきました。箱の上にメッセージの文字がニコニコと踊っています!?
字が上手だ!「10月にはpatra barも愉しみ」と書いてありました(笑)
我が家のバーを移築してくださるのです。それも嬉しい。
CIMG6958さっそく茹でました。山盛りにしてテーブルに♪母の日は日曜なので鰻屋さんが又お休み、ステーキを焼きましょうと思っていたら親戚からどっさりケーキとピラフや色々届き嬉しい悲鳴。食べられませんよ、こんなに沢山のお土産は。
報告によると我が父上の設計した吊り屋根の見事な本堂、ついに姿を消すそうです。この家と共に主なる父の建築は地上から完全に消え去ります。時代の流れをつくづくと感じました。


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