2010/11/29 月曜日

頼もしいかぎり

Filed under: 友人, — Patra ICHIDA @ 0:30:02

IMG_1558CIMG8690CIMG8685喉が痛く風邪かな?と思ったが午前中にお風呂に入ってまったりしてると電話があった。
昨日の夜メールが来てた多田ちゃんから母にお線香をあげたいから3時過ぎに寄ります!と言う。コンコンしてるのでお互い風邪だから好いかな?と嬉しいので変な理由をつけて逢うことに。大きいマスクをしてモニターに写る彼女は昔のアシスタント。今回の引っ越しでの活躍は本当に頼もしかった。

大昔、たった18才だった彼女がヤッコさんの紹介で青山の事務所に来たときの可愛さが未だに残っている。素敵な、あちこち飛び跳ねたヘアをしていて若々しいので誉めると「くせ毛の寝癖のままです」とケロっと言うので大笑いしてしまう。大好き。

母の葬儀は献花だったというと大きい薔薇とアカシアの葉、キャベツの花とか実生の素敵な花束と花の匂いのお線香を私のリクエストに答え、探してきてくれました。

中津川の栗キントンをお供えしお線香をつけて二人で拝む。「良いお顔なんでびっくりした」とやっぱり母の最期の死に顔を誉めてから,彼女のお母さんの時も痛みを取るのが優先だったのよ、と私がデュロテップMTパッチを貼ったことで死期を早めたかもしれない・・・という悩みを即座に回答してくれます。

部屋の花のお水を全部かえてくれたり・・・なんかうっとりと懐いていてもテキパキゴミまで纏めてくれる。大好き。
母の遺影にお供えして、残を二人で半分の茶巾寿司をお持たせで頂く。
ホウレン草を茹でるとき、「パトラさん、レモン入れて茹でるとシャキシャキするの知ってます?」知ってるけど老人がいると滅多にしない・・・そこで実験、しぼったレモン汁を熱湯に入れて本当はもっと短い時間茹でるのだけど老人と暮らすと何でも柔らかくなる癖が此処でも(笑)
でも本当にシャキシャキとして歯触りが良いホウレン草に
「何でなんだろうね〜不思議」IMG_1553

普段は飲まないという日本酒を小さいグラスで付き合ってもらうと「うあ、おいしい」そう風邪のくすりの つもり。ポカポカになったのは日本酒だけじゃない、このすっかり逆転した関係が嬉しくてです。
次はご主人と来てくれるそうで愉しみです。IMG_1552何と言うか、保護されているようなひな鳥になったような感じ・・・
なんか心地良過ぎです。いかんいかん,癖になりそう。

そうそう、通販でしか買えない”ちよだのダシ”も持って来てくれました。
娘が戻ったような気分です。大好き。


2010/11/28 日曜日

涅槃に直行

Filed under: 家族 — Patra ICHIDA @ 1:28:29

IMG_1546CIMG8645CIMG8665退院してから暫く元気だった母は看護師さんや叔母、ケアマネジャーさんに「この景色も素晴らしいけれど何よりパトラがしてくれた事が一番なのよ、こんな事、誰にも出来ない」とエアマットレスに代えた事や諸々の気配りを非常に喜んで話すのを聞いてると、ちょっと嬉しかった。
ダイレクトに母が人に話すのを聞くのは初めてだし引っ越しで,同じフロアーになったお陰です。

命の灯火は消えかける時に一段と輝きを増す・・・というように母が元気に叔母や姪と話していた先週の火曜から僅か1週間後、火曜に再度先生がきてくださった時はほぼ意識朦朧な危篤状態・・・翌25日の朝,眠ったまま静かに亡くなっていました。
夜の1時半まで側に居ましたが苦しむ様子も無くスヤスヤと軽い寝息をたてていましたから・・朝6時15分に覗いたときは少しお口が開いてましたが暖かでした。

洗面と身支度をして戻ってみると?何か死相が。早速先生の携帯に連絡を入れ看護師さんにも電話する。急いで駆けつけてくださった先生が診察なさり「7時30分、臨終です」と用意された死亡診断書を書いてくださいました。
遂に来たか!涙より何よりお寺さんと葬儀屋さんの連絡です。看護師さんも駆けつけ身体を清め、「何を着せますか?」と聞かれ紫色のウールのロングドレスを出して着せて頂く。痩せてた時の私のチューブドレスがピッタリ似合っています。息子達には戻らなくて良いとメールしておく。

その間も葬儀社さんお寺の方丈さんと打ち合わせ。私の希望、その日のお通夜、翌日の荼毘がセレモア筑波さんの手配で迅速に決まる。献体を希望してた母の意志には、悪いけど逆らって、これ以上痛い思いをさせたく無いので普通にお通夜と葬式を我が家で母方の親類だけと父の姪、私の姉のご主人と娘だけのササヤカなお葬儀です。それでも前のヘルパーさんや看護師さんも来て20人くらいになりました。
「どうしたの、美代ちゃ?あんなに元気でお花見するって言ってたのにぃ」と2つ下の叔母さまが泣く、私も泣く。
親戚だっという事もあるが方丈さま自ら門番からお茶汲みまで気を配ってお経以外にも活躍くださるので恐縮してしまう。50ねんぶりの従妹とか懐かしい、全員この窓からの景色の壮観なことに驚いて、母は幸せだったろう、とたった20日の自宅養生でも慰めてくださる。

翌日、早朝なのに高齢の叔母さまはシャンとして焼き場まで・・・私の代わりに母の骨を拾って下さる。
天蒸篭で精進落としをしお開き・・・
亡き姉のご主人にも手伝ってもらい無事通夜と葬儀を終え久しぶりに夕方6時から12時間も寝てしまいました。腰と背中が痛くて目が覚めました。
母の遺骨は桜を見せてから墓地に埋葬するつもりです。

遺骨と遺影の前に枕お団子を8個ずつお供えしキッチンに戻るとコン!と音がする。何だろうと部屋に戻ると何とお団子一つ床に転がり落ちています。

不思議に、2度も団子は転がるのです。16という数がお気に召さないのかしら?
それとも・・・いや、言うまい。
実はお供えする前にフッと一瞬味見したい衝動にかられたのを見破られたのですね、母に。それで投げてよこしたんでしょう。3回も転がったなんて・・・・尋常ではないでしょ。
拾って口にほうり込みましたとも。母と私のさいごのユーモアです。


2010/11/25 木曜日

個食風景

Filed under: 家族 — Patra ICHIDA @ 0:51:23

IMG_1524CIMG8624CIMG8630意識が混濁する前,母は常に私がちゃんと食べているか?とヘルパーさんに訊ねていた。
「食べられなくなったらお終いよ、私に遠慮しないで食べて・・・」
そう言われても失いかけているいのちの前で食欲なんて、そうそう出ない。

父に母に、心を込めて作って来た食事をこれから自分の為に作る訓練をしないといけない。
残り火しかない工夫と意欲を,懸命に燃やさないと,限りなく疎かな食卓になりそうで恐いからご飯友達を昔みたいに蘇らそうか。

いや、禅の坊さんのように厳しさと美しさの共存する1汁1菜をきわめよう・・・


2010/11/24 水曜日

台所が中心の部屋

Filed under: 料理,日々雑感 — Patra ICHIDA @ 0:02:38

CIMG8616CIMG8617CIMG8620CIMG8629CIMG8627オープンキッチンも此処までドがすぎると面白い・・・という典型かな。
とにかく常に奇麗にしておかないと大変です。
母の部屋は元は私の部屋でした。呼ばれてもすぐ覗ける距離が便利かと思い真ん中の部屋を私にし,台所の隣りと交換しました、
猫ドアを私のドアには付けてないので少し開けておく必要があります。
インターフォンが鳴ると
脱兎のごとく私の部屋に逃げ込む癖はここでも直りません。
猫たちが此の所母のへやにばかり居る私を追いかけて母の部屋にくるようになりましたが
何だか二匹がお見舞いにきているような、そんな感じがするのもひいき目ですね。

もしかして点滴にして頂かないと危ないかもしれない母に
スープだけ飲ませようと根菜類を煮ています。

長引きそうな、そんな気がしているのでお休みは極力作り置きをして私の臨戦態勢も調えなければ・・・
と、まったく写真と関係がないけど
レクリントのフロアスタンドの後ろが母の部屋…絶景が見えます。
料理をしながら年中,母を覗いています。
古い家では出来なかったことですから、佳しとしなければ・・・


2010/11/22 月曜日

古い家具の魔法

Filed under: 日々雑感 タグ: , — Patra ICHIDA @ 22:51:24

IMG_1516私のブログのタイトル写真のココニャンの入っている引き出しはイギリスのオールドパイン材です。前の古い家ではいかにも古びた風情でしたが、まさに田舎の家のように、なじんでいました・・・
このチェストは大好きなので何が何でも持って来ようと考えていました。
今度の引っ越しでも古い家具をだいぶ使っています。多少傷があっても愛着があるからです。

新しいマンションに持ち込むには,傷だらけで古過ぎなので、浮いてしまうかな?と思ったチェスト、玄関に置いてみたら、これが見事に修まり似合うのです、しかも違った表情までみせてくれています。

アララ,見直しちゃった(笑)えらいね〜君たちは!。これからも大事にしますよ。古い木はどんどん味が出て来る物ですが、手入れもしないとね。ワックスを塗ってあげましょう・・・

しかしこんな事なら3階と1階に置き去りにした、やっぱりオールドパインの台所テーブルも持って来ててあげれば良かったな〜置く所が無いけど


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