悩みの義経さん!
弁慶と漁師の娘との出会いは「潮騒」のパロディーかしらと弁慶の狼狽ぶりに笑ってしまった17話でした。・・・松平健さんはリラックスした笑顔がすごく良いので今回のお茶目な弁慶はすごくハマりましたが別ドラマみたいな印象です。大河には思わぬ役者を発掘する面白さってのがありますからオセロのお二人、松島さんと中島さんも中々の女優さんぶりで、脇が楽しいですね。その分空洞化が目立ちます。
なぜに弁慶をことさらに女嫌いに仕立てようとするのかが不思議だったので、有名な見せ場、”弁慶立ち往生”の壮絶な最期へと引っ張る布石かもしれん?と秘かに期待していたのですが何だか朗らかな設定ですね。男の美学とでもいうような涙なくしては語れない、
弁慶の
六道のみちの巷に待てよ君おくれ先だつならひありとも
この永訣の言葉をお互いに交わし死出へと向う義経さんへの忠心、絆は、尋常では計り知れない類いの強さじゃないと説明がつきません。それほどの絆を今までは「一目惚れ」くらいで切り捨ててますから結構期待してましたが、単純に一途なお人として理解すべきなのでしょう。
続きを読む…