野口みずきさんのマラソンとダブル
義経 に一瞬心が揺れたがチャンネルを合わせた隠居です。
お話はやっと落ち着き予算不足が招く不安要素もなく進みます。
今までが如何にお話が多過ぎたのか苦労が忍ばれます。今回のキーワードは、平重衛が呟く「時の趨勢・・」に尽きるだろう。(趨勢・・・あじさいさま、ありがとう)
梶原景時に詰め寄られた女院徳子様への見舞いに「本心」を打ち明けていたとしても義経の失墜は決して避けられない運命だったように思う・・・景季の別れの言葉さえ俄に意味を悟る事が出来ない孤立した義経さんが哀れだった。
鎌倉へ宗盛親子を差し向ける役目、義経に任せたのちの法皇の邪な目つきと台詞「人を試すのは頼朝も好みのようじゃて・・・」これだもの、まったく油断がならない。
権力を握ろうと企む人間の底知れぬ邪知にはまっすぐな義経さん等、到底かなうわけが無いからだ。
お徳の言うように「・・とは申せ回りの方々はまっすぐな貴方さまをまっすぐ見てるとはかぎりませぬ」「この隔たりは大きゅうございますな〜」に泣けます。
人としてどうにも信頼できない鼠男?伯父、行家が木曾殿への行為を持ち出し「綺麗ごとを!」と詰ると、「もう二度と切ない戦はしとうござらぬ」は義経さんの本心だろう。誠意と若さで突き進んできた事がこれほど不本意に拗れるとは義経さんの無邪気は最早通じない、いよいよ四面楚歌の兆し強い。
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