ロング・エンゲージメント
息子から送られた包みを開けるとロング・エンゲージメントのDVDだったので早速みる。
監督,ジャン・ピエール・ジュネと女優オドレイ・トトウ・・・ 「アメリ」のコンビと画面に写るだけで繊細さが伝わり、見る側を涙ぐませてしまう魅力の青年マネクを、ギャスパー・ウリエルが演じている。オドレイの演じるマチルドは脚が不自由、そのせいか感覚が人一倍鋭い。
誰もが祝福する似合いの恋人達を第一次世界大戦の戦場が無惨にも引き裂くお話なのだが・・・勘の鋭いマチルドはマネクの戦死を認めないのだ。
自らの手を撃ち軍法会議で死罪を宣告されたマネクと他4人はドイツ軍との前線である“ビンゴ・クレピュスキュル”と呼ばれる地に武器も食料も無く置き去りにされる。だが誰もマネクの最期を見たものはいない・・・
「もしもマネクが死んだのならば、私が一番わかるはず・・・」マネクの手の暖かみの記憶が残る胸を押さえマチルドは何度でも頷く。
真相を追求すべくマチルドの旅が始まるのだが謎ときの為に雇う探偵はイタチより悪賢い!と看板を掲げているのにお人好しの仕掛けが面白い。見ていない人のために詳しいことは避けるが私には素晴らしい映画だった。
続きを読む…