レンタルしてもらっている車椅子はソプール・イージー160HP、座幅38というタイプです。私の障害では座高が高い48センチで座幅が38センチのこの機種しか狭い部屋で使えないのだがいかんせん重い。
去年の暮れ,ブレーキを直してもらってもまだ床がタイルカーペットのせいなのか重い。フローリングだと立ち上がりに滑るのが危険なので車椅子には不便なのだが仕方が無い、安全第一な選択でした。
しかし肩凝りが激しく思い切って取り替えるかメンテナンスをして欲しいと電話しておいたら今日午後、新しい同じ機種を持って来てくれました、ベッドに座っている間に今までのと同じ高さに微調整してくれました。
今度は空気を入れるゴムタイアじゃ無くてパンクしにくいプラスチック?かなにかの成形したタイアです。
座ってみたらどうも座面が前へすべるように感じます。違和感を伝えると「おかしいな〜同じ高さですよ」でも滑る!これは変!と私。首をかしげていた若者、アっと思ったらしく「ちょっと立っていてくれますか?」
長椅子の手摺に掴まって立っていると車椅子をひっくり返し前輪のキャスターのネジの位置を一つ下げた。確かに前の古い車椅子のキャスターは下の位置でネジが止まってます。
しっかりとネジを留めて頂きもう一度座ると今度はジャストフィットでした!
そこで
「私のように不具合を伝える事が出来る人間は良いけれどご老人やもっと重度な障害の方にはネジの位置一本でも疎かにしないで気がついてあげてくださいね」すべり落ちたらは大袈裟としても危険だから・・・と伝える。
にっこり気持ち良く対応してくれる若者がゴムタイアを成形タイプに変えてくれただけで動きが大分楽になった車椅子でした。遠慮せずにやっぱり堂々と不具合は言おう。
その事が福祉事業の進歩につながるわけだし・・・半年苦労した車椅子がクルクル動くだけで気分まで軽くなるから嬉しい。いつも煩い注意事項が多い私にアビリテーズケアネットの現場の皆さんの対応に心から感謝しているのです。