早いもので七七日目が近づく
忙しいったら無い。何本もお手をお持ちの千手観音にこっそりお願いをしたいほど、カタズける仕事が多いのだが、少人数なので、なんと自分ひとりでレイアウトから何から頑張ってお礼状を印刷。
いつも来るヘルパーさんにA4サイズの4ツ折り対応、郵便番号なしの白い封筒を買ってもらうために見本とお金を用意して母に頼み、事務所で接客し、戻ってみると封筒のサイズがしっかり違う。
「どうしてちゃんと見本を手渡さないの?」と母に聞くと「大丈夫です、覚えましたから」と言われ、見本の封筒は置いて行ったそうだ。
それで間違えていれば世話は無いが、時々こうした人を良く見る。記憶自慢なのであろう。
私は自分の記憶に自信がないので何でもサイズメモや見本を持たせて人に買う物を、お願いをする習慣だ。これではせっかくの用紙、頭が飛びでてしまうので電話してもう一度トライしていただくために来ていただいた。、途中、出先から電話があって近所の店には無い、とのこと。期日があるので延ばせない。ここは頑張って再挑戦して欲しいと頼む。
駅の近くまで行っていただく、その折りも「本に添える礼状の封筒だから郵便番号無しね!」と、しつこいくらい念を押す・・・・。我ながら貧乏性というか。
そして戻ってきた人の手渡してくれた封筒、サイズは確かにA4、四つ折りの紙はピッタリ治まるが、しっかり郵便番号の枡が印刷されていた。
顔を見てしまった。 シラッとしていた。
雨の中を当人も不満だっただろう・・・
「ごくろうさまでした」といい黙って受け取ってはみたが、なんか、こう釈然としない。
簡単な事も確認のルールみたいな手順を抜くだけで、こんなに双方が不満足なんて。人の記憶力が自信満々って実は根拠が脆い。
しかし、いざ発送、という段階で本入りのデカイ茶封筒に宛先を書く時に気がついた事は、若者以外、例外なく郵便物に郵便番号を入れていないのは年輩者の方が圧倒的に多かった。懲りないと何事も身につかないのが人の性かもしれない。
メモ魔で行こう。