白洲次郎と吉田茂
第三話を見終わって、やっぱり2話が一番好きでした。三話が遅れた理由は吉田茂役の原田芳雄さんがご病気だったそうですね。回復されて良かったです。このドラマでキャスティングが一番ピッタリだったのが原田さんの吉田茂翁でした。最も遠いように思っていたのに流石に名優ですね、実に吉田茂を感じさせてくれました。ヘアスタイルをクワイ頭にし太い眉,縁なし鼻眼鏡に葉巻・・・もうピッタリで意外で御見事でした。楽しかったのはセットがどれも素晴らしかった事。今では滅多に見られない日本家屋の良さが、シーン毎に上手に配置されていて圧巻でした。光もきれい、暗い映像を引き立てる照明の効果的なことも伊藤佐智子さんの衣装と共に印象的でした。予算が掛かってますね〜〜。お話は少し・・・とばしすぎ、もう一話分余計に晩年の次郎さんも描いてほしかったです。流れる音楽につぃては、ときどき邪魔になることが確かに有りましたね,全編に、というのはいささか諄い。
しかしドラマ化を許可くださった桂子さまに感謝しないと・・・日本が誇れる白洲次郎さん正子さんの背景のようなものに少しでも触れさせて頂いたような気がして、贅沢なしあわせを味わえたドラマでした。