ゴレニア冷蔵庫から寛永寺まで
昨日は水道の配管掃除の人が二人ペアで来て、その内の若い人が、目敏くゴレニアの冷蔵庫を見て「ワーゲンの冷蔵庫すか?、かっこいいすね〜」と言ってくれました。
『気が付いてくれてありがとう」とこちらも嬉しくなりました。
凄く背が高いので
「背はどのくらい?」と聞くと
「183です」と、むしろ恥ずかしそうに言うのでおかしかった。
ボサボサ頭の寝癖さえ、ちゃんと清潔にすれば、巻き毛で頭の格好も良い青年だ。
「綺麗にしてますね〜センス、どの部屋より最高っすよ、」と部屋のインテリアも誉めてくれました。何年か前の水道屋の若者も『お金貯めて、こんな部屋に住みたい」と言っていたのを思いだした。
窓の外を指差し
「下の弁天様には毎月お参りに来てるんです、爺さんに育てられたから、生まれが根津なんで、お墓は寛永寺なんです」聞かないのに教えてくれました。
寛永寺がお寺なら古い家柄ね!というと嬉しそうに
『自分だけ外れ者って言われてます。父はAT関連の社長、おふくろはフータローです」
お母さんは普通無職だろうに、フータローという表現にぐうたらママの漫画みたいで愛があった。
『寝癖くらいとかしなさいよ、背が高いって特典なんだから」と伝えると
『昼休み、寝ちゃうので其のマンマなんです」と無邪気に笑っていました。
『弁天様は女性とお参りしちゃダメなの知ってる?」と訊ねると
『知ってます!ひとりです♫」
びっくりしましたが、寛永寺にお墓のある青年が続に言う3kの仕事を真面目にやっていました。ワーゲンの冷蔵庫から思わぬ方向へ話が飛びましたが何だか青年の背負っている家族の歴史のような気配が・・・薄らと浮かんだのです。
弁天堂にきっと壮大な願掛けでもしていたらいいね・・・。
叶いますように。