残り香淡き八重桜
抗ガン剤を受けに駒込病院まで通っている姉が、きのうは検査数値が悪かったのか其の侭何もせずに帰る途中に寄ってくれました。素敵なジャケットを着ていたので誉めるとお友達に頂いたアルマーニよ!でもちょっとキツいからウエストボタンを外すの・・・とニッコリ。姉はお友達の多い社交家です。
一緒に姉が買ってきてくれたスタバのサンドイッチとコーヒを母も交えて頂く。姉の住んでいる世田谷から駒込病院まで来るには5時くらいに起きないと8時までに着かないそうで「Kyoクン達の留守の3階に泊めてもらえると嬉しいけど・・」もちろん母にはずっと提案していた事なので何時でもどうぞ、と伝えると嬉しそうでした。忙しいご主人に、治療の都度、車で送ってもらうのに忍びないのだそうです。 お互いがお互いを思い遣る余裕がでてきたのでしょう。
去年姉が持ってきてくれた唐辛子のリースを見て「私も今年買おうかな!赤くて元気そうで唐辛子っていいわねぇ〜」と珍しく私の好みを認めてくれたような発言でした。なにもかもあまりにも接点のない姉妹なのですが。
帰りがけに、そうそう・・とバッグの中から八重桜のお花を一つ取り出して渡してくれました。病院のそばの道にいっぱい落ちていたそうで、しみじみ見たことないでしょう?と。早速お水に浮かべてみました。母がすっかり元気そうなので安心したようで「連休は八ヶ岳だけど母の日にはお花を贈るわ」と又風のように帰っていきました。
八重の桜をしみじみ視てみました。 どれどれ・・・母も器ごと手に取ってしみじみしていましたよ。