鍋焼きうどんでお別れ
いよいよ明日はパリに戻るという前夜,戻って来るのが少し遅れた二人、先ずお刺身の美味しい中トロや勘八、鯛で日本酒少しでお別れ会です。
熱々の鍋焼きが届き、3人で無口になって(笑)頂きました。美味しい。私等30年ぶりくらいに食べました。
ピッタリと息子に寄り添って生きてくれながら、素晴らしい絵を描いているフミちゃん、彼女がいなければ今の息子の人生は無かったのでは?と何時も思ってしまいます。
寄り添う仲よしな二人を見るだけで幸せな気持ちになってしまう・・・
それだけでも十分な親孝行なのです。
パリでの仕事は何も言わないけれど苦戦していると思います。
「大丈夫?」と聞いても笑う二人・・・
息子は「もっと絵を描いたら?」と聞きますが私の運は多分二人へ分けたいのです。この眺めの良い部屋に来れた時に一生分の福徳を使い切ってしまったと思うから、自分の事は何一つ望まない覚悟なんです。
そう秘かに思いながら二人の幸せを祈ります。
決して良いとばかりは言えない母親だったと思うのです。
幼い子供心には両親が仲が良くないのは本当に傷つけることだった、と成長してから聞いても遅いですね。結局自分のことしか考えられなかった若い私と市田さん。
二人が反面教師の親達の撤を踏まずに生きているのが見事です。