使っている車椅子
この所,コーヒーを淹れて飲むのがお八つタイムです。この粉は根岸のコーヒー屋さんでフミちゃんが挽いてもらったインドネシアものの残です。
さて先週取り替えてもらった車椅子、ブレーキが座面より飛び出ていて本当に痛かった。なぜこのような事が起こるのかは担当者が替わった事と申し送りが出来ていない事。
使う人の身になって・・・という大義名分は上辺だけで実際は日常に流されてしまっている働く人々の慣れです。
慣れというのはどんな分野、どんな人にも起こりうる危険な罠ですね。
私の使っている車椅子は障害に合わせパーツが分解できるためにブレーキの位置も高い低いが選べるから今度のような事が起こるのですが、一体何故ブレーキに高低が必要か?は介護されながら使う人(子供や老人)には介護者の手が届き易い?高い位置、私のように自力、しかも椅子から椅子,ベッドへスライドさせて移動する人には、当たらないようにブレーキは折り畳めるので椅子の座面と同じ低い位置にするのです。
運んできてくださった直後に気がつかなかったのはお風呂のベンチ,ベッドが椅子より少しだけ高かったので乗り難いとは思ったものの痛くは無かった。
それが皆さんが帰ってトイレ移動のときになって「これは無理」と大発見したのです。
機種は「イージー160HP」
説明書にも利用者の身体機能や生活パターンに合わせて各部を調節できる、としるされています。
ご使用になる時は医師,理学療法士、作業療法士にご相談とありますが、この業種の人々の自覚と責任感がとても大事、慣れや不注意,手抜きチェックでは防ぎようがありません。
「なぜ目測なの?」と聴いたら、ネジ位置が2ヶ所しかないので「目で判断します!」との事でした。
それで前の椅子のブレーキと今度の椅子のブレーキ位置を読み取れないのでは、何をかいわんやです。
場合によって予告なく仕様変更される場合があります、予めご了承ください。
と但し書きまでついています。あらゆる所に責任回避の布石(笑)
一番恐かったのはブレーキが移動のときひっかって外れることで車椅子が動いちゃうことでした。落ちる。
自費購入すれば何十万もする椅子がレンタルなのですから文句も言えませんが常に人間側の注意力で避けられることのトラブルなのだな!と実感しています。
医療器具の値段はレンタルすれば1割負担のせいか、とても高く設定されているのも事実です。
車椅子用のクッション、替えのカバーが自費買い取りならば8千円以上します。こんなの2千円くらいで何枚も欲しいのにそんな部分が今後改善されるべきだと思いながら、自分でもっと丈夫で良いのを作ることにしました。