記憶の再現までは無理・・・
老人の頑固というのもいかがなものか?
どうしてもカレーうどんが食べたいといってたので、暑さに熱いものも良いかもしれない・・・と頑張って和風のうどん屋さんカレーを再現してみました。
朝飲んだエンシアを5時間後に戻してしまったので、食べたい物が良いかもしれない。
食べなければ目下貧血が酷いらしいので、この暑さだ、すぐに体力を奪われる。金曜に内科医に往診して頂く事が決まったので、入院は其の結果を見てからになりそう。
昔、母が好きで出前を取っていた「巴屋」さんのカレーうどん。
「カレーうどんですよ」とヘルパーさんが帰りがけに声かけたら、うあ〜と喜んでましたよ、と報告するので
そうか!!よし、あの昔味ね・・・と頑張った。
多分お出しは蕎麦の出しと同じ筈。しっかり濃い鰹出汁を取り、別鍋で讃岐うどんを茹でる。一口大に切った豚にカレー粉と片栗粉をタップリまぶし下味をつけて、玉葱を蕎麦つゆで煮込んでカレーをフリ入れる。極力洋風にはせずに、豚肉とタップリ葱を入れ煮立てるといい具合のトロミ。和風出汁も入れると良い感じ。結構自信作・・・と思って母を呼ぶと・・・、
いきなり「ちがう、不味い。」と吐き出した。
え〜〜驚いて食べてみると良い感じ、母が言う意味が分からない。「食べた事ないなら作れるはずないでしょ」と器を押しやる無礼さに、目が三角になってしまう。なら素麺茹でる?と聴いても要らない、の一点張り。
甘くて嫌だという。気持ちが悪いと部屋に戻る。
砂糖なんか使っていない。考えられるのは玉葱かな?晩年、父も玉葱を煮ると甘くて嫌だ!と良く言っていたけ。
味覚が変になっているのだろうが、このカレー粉をフライパンで煎った割には辛さが今一つだったが、何より老人の無礼に病気の進行を感じて気が遠くなった。腹立たしい。
8時半に又2階から呼び、何か食べるか聞くと、「何も要らない、氷だけ」ポカリスエットも甘くて嫌だと言うので胡瓜揉みだけと黒ウーロン茶を飲ませる。何がOKで何が嫌なのか当人も口に入れてみないと分らないのよ、と贅沢極まりない事を言う。
C型肝炎(術感染)のキャリアでもあるので母の突ついたものは食べない用心をしてるので、ゴミ箱行きの食べ物達に詫びます。一人分づつ小分けするのも、そのせいです。
ケロっとしたお顔です。無礼だった事は忘れたらしい。しっかりと首にアイスノンタオルを巻いて十一時前にお部屋に戻ったので、素麺を茹で冷蔵庫に冷やし、ジプロックにお水を入れこれも冷凍庫ヘ・・・あしたの臨戦に備えました。忍忍。