余韻
此処何年か、息子達が戻るたびに家のバーで楽しく宴会をするクライアントの方達が昨夜、集まりました、連日,予定がびっしりな息子達が楽しみにしていた集いです。スリランカのカレ−料理をお取り寄せ、と聞き「え?」と驚いたので一応、少しだけ差し入れ。でも大慌てだったので人参グラッセに大根の煮たの。息子のリクエストの砂肝のコンフィーやパプリカのマリネぐらい。
そうそう、ミモレットに焼き海苔を巻いて食べるおつまみが好評だったそうですが、間違えて私が渡したのは味付け海苔の缶。
息子曰く「普通の焼き海苔のほうが良かった」だそうです。
カラスミみたいになって日本酒にも合うのです。
楽しそうな笑い声に満ちたバー。
お帰りになった後「この空間が無くなるのは寂しい」と名残おしそうだったと聞き、3人でしんみりする。こんなに手を入れて大事にしていた空間を壊すなんて、諦めた結論なのに何か大きな間違いを侵しているようで胸が痛い。カウンターを持って行こうか?と大分前に却下された件を 持ち出す息子。
もう無駄な優雅を許す時代じゃないのだろう。
珍しくもフミちゃんが楽しそうにしていたので、訊くと「酔うと楽しいのです、たまには良いでしょう」と私にもハイネケンを渡してくれました。1月ぶりのビール(笑)
味見したスリランカの料理は、まずくて酷く辛くてコクが無く今一つだった。ラッシーだけ甘く、辛さを中和する飲み物らしい。こんな物でさいごのお別れ会食だったのか?とお客様にお気の毒な気がしたが。しかもお鍋の大根と昆布はすっかり出し忘れられていましたが、それもご愛嬌か、お疲れさま。