海苔の佃煮を酢醤油で煮る・・・
最近作って殊の外気に入った”トマトの赤出し に丁度よい大きさのトマトが八ヶ岳の姉夫婦からお土産に届いたので再度挑戦。今度は前より小振りなので隠し包丁を裏から入れ煮崩れないように優しくトマトの頭を出した侭お出しで煮る。熱い赤出しを注ぎ和辛子を添えるのを忘れないこと。この和辛子の吸い口が絶妙です。
もう一つ絶妙だった海苔の酢醤油煮・・・佃煮なのですが、わざとお酢と味醂、日本酒と醤油で煮たちょっと湿気った海苔の再利用法です。この酢を入れるのがポイント。甘辛い海苔の佃煮って案外料理の応用が効かないのです。海苔佃煮味が強いから飽きる。古くなったり湿気気味の海苔を佃煮にする時にお酢も入れます。胡瓜揉みに入れれば簡単酢の物風味にすぐなります。イカの刺身を合えたり冷や奴に乗せたり便利です。
サラダのドレッシングにも魚料理にも広く使えて便利です。ここ10年程,我が家では海苔を買ったことがありません。毎年2回、氏子なので湯島天神からのお下がりの海苔を頂戴するからです。湯島天神から頂く海苔は上等ですが使い切れずに沢山、カラットボックスに貯まってしまったので佃煮にしました。日本酒とお湯でフヤカしてから酢と味醂と醤油で煮詰めます。いい香り。
ほぼ日の海大臣が届く前に古い海苔が見事に再生しました。夏の力強い保存調味料です。梅醤油とか鰹節梅とかこの梅雨時期はさっぱりでも一工夫ある保存調味料が冷蔵庫にあると、とても心強い。
でも頂いた海苔だから出来る事・・・上等の海苔は勿体なくて 佃煮なんかできませんが大事にしすぎて貯まってしまったらお吸い物や料理に使い食べきりましょう。カラットボックスってでも湿気らないので油断しちゃうけど風味は期限がありますものね。
海苔好きな隠居、これで海苔大臣を満喫できます。