鯒のお刺身
連休でももちろん何処へも行かないけれど工事が無いので静かでうれしい。
母といっしょに夕飯にするには4時から台所・・・たいした事をしなくともお湯を沸かしホウレン草を湯がいたり茗荷を細かく刻んだり冷蔵庫から厚揚げを出しレンジで焼いたりと何度も台所とテーブルを往復をしながら最後にご飯をチン。ほとんど6時と同時に階段リフトで母が降りてきます。
「今日は鯒のお刺身よ」
母はお刺身をあまり食べません。最近解ったことは嫌いなのでは無く毎日お刺身を所望する亡き夫殿に食べさせる為にささやかな倹約として遠慮してたのだそうな。鱚やメゴチは釣り好きな父が良く釣ってきてくれた魚ですが自分が晩酌の肴にするくらいしか釣れなかったのに私は良くお裾分けに預かっていました。
お刺身にするのは母なのに、自分では食べたことがないそうです。
父の大好きだった厚揚げも自分ではほとんど食べなかったらしい。何かいじらしい。 慎ましい内助ですね。29日なので亡き父の好きなものでお膳を埋めました。
誕生月の4月も命日の29日も無事に終わりました。