ブレーキ、重いはず
病院へテストで運んでもらった時も重いブレーキのせいで曲がるのが困難だったが,私の操作する指の力が弱いせいです!と言われそんなものかな?と思っていたが状況は日増しに悪くなる。土曜日の夜,台所から冷蔵庫へ行くだけでギシギシと非常に時間がかかった。力いっぱい漕いで何とか夜の肉じゃがを作りテーブルに運ぶあたりでどうも左側のブレーキがタイヤに当たっていてるせいで動きが悪いのだ!!と認識。
渾身の力でベッドまで漕いで車椅子を降り良く観察 するとブレーキをオフにはずしてもタイヤに食い込んでいた。
日曜はお風呂日なので取りあえずピックアップで風呂場まで歩き電動ユニの事務椅子から風呂場のシャワーキャリーに移動しとにかく無事にお風呂は入れ たが年末に車椅子が故障ではさすがの私もお手上げ・・・月曜朝一番で電話しても年末休暇のアナウンスのみ。こんな時はケアマネジャーさん!と頼みの綱とば かり連絡をすると業者間のルートがあるのか運良く無事にアビリティーズ・ケアネットに連絡が取れました。
お昼に残の肉じゃがを暖めようと車椅子よりブレーキ分飛び出ている脚こぎユニの電動事務椅子で台所へ向かったら案の定テーブルと棚の通路でひっか かってしまう。ピンチ!そこへお直しの人が玄関を叩く。もちろん動け無いので大声で木戸から台所へ回って!!とハシタナくも叫ぶ。
大男の以前にも来てくれた人、まず重いテーブルを動かしユニに 座った私を救出しながら「順番に 直すから落ち着いて・・」落ち着いてなんていれませんんてば・・・業者さんも靴をななんと台所の床で脱いでいましたぜ。慌てていたんですね。
アっと言う間にブレーキは直りました!どうなっていたの?と聞くと「ネジが緩んでいたせいで,曲がってしまったのです」との事。このドイツ製の車椅 子はどこもかしこも組み立て式で抜いたり外したりと部品が必要において取り外せる。それは便利でもネジが緩むだけでこんなにも障害者には危険なことになる のか しらん?
女子の力ではキッチリとネジは回せないしまして私では・・・
年末でなければ緊急にも対応できるのだろうが今日は亡き父の祥月命日だったのでこうして運良くお昼前に連絡がつきお直しして貰えたのかもね、と午後に来たヘルパーさんと話す。
父はフラメンコギターの名手(素人にしてはだが)だった話をしたらヘルパーさん達の会社の忘年会、なんとエル・フラメンコでやったそうでその偶然が 可笑しかった。たしかエル・フラメンコがオープンした時、父母と我々が良く行ったお店。まだ 二人が今の私より若かった頃・・・派手な花が好きな父にヘルパーさんが実に地味なお花を選んでくれたことから発展したおはなし。「おじいちゃん、地味な花 ですいません」とヘルパーさんが仏壇に謝ったいたのも可笑しかった。世間には、かつてのモダンボーイモダンガールも90も過ぎれば没個性、ただの大人しい 老人にしか見えないのだから気の毒なもの。