2008/6/17 火曜日

問題の靴

Filed under: 日々雑感 — patra @ 18:39:47

整形の先生に紹介していただき,遅れに遅れていた靴が、やっとできてきた。ん?どこを修正したの?というくらいベルトがこの前もギリギリ短かったのに夕方は足が浮腫むせいか、かなりきつい。日本の障害者用の靴の限界はこのていどなのか・・・と自分の足を棚にあげてがっかりする。両手を離して立っていられるから業者さん達は「いい、いい,姿勢もいいし床にぴったりです」と満足してましたが「ごめん、まだ良い靴ね、ありがとう、とは言えない私の性格の悪さをゆるしてね」と笑ってごまかす。慣れるにしても体重がピンポイントにかかる部分がやっぱり痛い。話している間中にもうベルトの短い部分がきつくなって痛くなってきた。問題だな〜。簡単な靴でこれだものアンクルブーツなんてまず無理かもしれない。重い靴の原型を4つも持ってきてくださいましたが、これが私には相当に重い。終うところが無いので無理矢理持ち帰っていただく。一見するとフラメンコダンサーの穿くずんぐりとした頑丈な甲ベルトヒールのダンス靴みたいです。踵の高さが違ってしまったのを内側で微妙に調整しています。・・・土踏まずがフィットしてる分いくらか、立ち仕事が楽かもしれませんがまだ何とも言えません。おしゃれ心が傷ついたので写真なんか撮る気に全然なれませんでした。

何故,履いた時に安定感が無いのかが解った。大事な足底板の踵が乗る位置が平じゃなく、両側が高く滑り台のようにカーブしているせいなのだ。これは入院中,何度もやり直させた所だった。この踵が乗る部分が安定していなければ土踏まずを合わせてあっても要らない緊張感が脹ら脛(ひらめ筋)あたりにかかってしまい全然落ち着かないのだ。
型どりの時の丸いまま作ってあるから重心を懸けた時に滑るようで、きもちが悪いのだ。やいやい言って直してもらった入院中の足底板のほうは踵部分が平でフチが僅かに盛り上がって安定していた!といった皮肉な結果を発見してしまった。スペアの足底板を早速直してもらわねば。台所仕事もむしろ足が疲れ脱いだらホっとしました。もう〜


  1.  Patraさん、こんにちは。
     靴の話、それこそ読んでいて、隔靴掻痒の感を免れませぬ。
     
     なんとか、調整・微調整を重ねて、しっくりする靴ができるといいなぁ、と本当に思っております。

     かつぶし削り、私も、木屋の立派なのを持っていますが、なかなか難しいですねぇ・・・、うまく削るの。

     いつか、日本橋の本店に行って、歯の出し加減と削り方を手ほどきしてもらわねばと思っていますが・・・。

     ではでは。

    コメント by 酔仙亭 — 2008/6/18 水曜日 @ 10:53:08

  2. 酔仙亭さま、こんばんは♪
    いつも靴の事を親身になってご心配くださってありがとうございます。
    さっそく今日、靴屋さんに電話を入れ不具合な所を直してくださるよう、おねがいしました。
    快諾くださったので皆さん一生懸命ですのでありがたいです。
    問題は足が悪い人が高いヒールを穿く前例がないことと、一般の靴職人と障害用靴職人が情報の連携がないところに問題があるようです。

    原型を持ち帰っていただいたのも今後、もっと良い靴をつくれるように何度も挑戦してゆこうと思っています。

    木屋さんの金物はどれも素晴らしいですね。鰹節は鉋に当てる角度が一定になっていないとダメな事と節の逆目にしてはいけない事、屑になってしまうので・・・
    シュルシュルにおせんちゃんのように削るのは至難ですよね。
    あれは凄いお高い枯れ節じゃないと(笑)

    そうそう・・
    恵比寿の木屋さん経営のアンテークショップで事務所の照明器具を買いました。好きなお店です。
    本店で購入した柳刃は使い込んで刃の長さがもう17センチも無い・・両親をつれて買いにゆきました想い出のお店ですよ。

    コメント by patra — 2008/6/18 水曜日 @ 21:32:07

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