2006/1/16 月曜日

美の方程式

Filed under: 人物,日々雑感 — patra @ 12:38:21

コラーゲンが美肌に良いのは最早誰でも御存知だろう。
鶏の手羽先など好んで食べては補っていたが鶏インフルエンザの流行で鶏を食べるのも躊躇するこの頃だ。
豚足も良いが手間がかかる。鮭の白子も良いが手に入れ難い。年令と共にお肌の弛みは隠しようもない状態になっている。
去年の暮れに眼のクマどころか赤いシミが出てこれがそのうちに本物のシミに成るのも時間の問題だろう。

そこへ遊びにみえたある女優さんからお土産を頂いた。ボトル風だったパッケージに「お酒じゃないのよ、凄く効き目があったので」、と飲むコラーゲン入り核酸ドリンクを手渡された。お肌の美しさでは定評の在る方だけにその日もその素顔の綺麗さに眼を奪われた。一方美容に関してお金も時間も余裕のなかった私からみると、そのDNA入りコラーゲンが気安く手の出せるお値段じゃ無いので心から恐縮してしまう。

もう今更手後れなのだが、有り難く頂いてお帰りになってから注意深く効能を読むとやはり鮭の白子が原料だった。

肌の美しさは生まれもった遺伝子の為せる技、天性が殆どなのだが、だからといって悪い上に放りっぱなしと言うのでは余りにも乱暴な話であるが、ついつい食物のみ頼る貧乏性な私。
鮭の白子がお肌に良いならば鮭はどうかしら?と思った矢先に昨夜テレビで赤い成分を含む鮭は身が赤い分このアスタキサンチンという肌のくすみやシミに効く分子を豊富に含んでいるのだそうだ。脳の老化にも良く効くらしい。

その時、美しい女優さんに牡蠣のエスカルゴ風の造り方を尋ねられたのでレシピをお礼にお伝えすると「鰯でもきっと美味しいわよね?」と更に美容に良い青魚のアレンジを考えられている様子でした。
美しい人がより磨きをかけるべく日々精進なさっているのに、美肌から遥かに遠い自分の日頃の横着ぶりではこれは全く救い様がない。

そして更に感じ入った事は美しさのコツみたいな其の大切な「核酸」を雨の降る寒い日、気軽に抱えて遊びにみえる心根にこそ、その女優さんの「美」の本質があるんだな〜と思った事でした。
天性の美貌にくわえて維持する努力にシェアする優しさ・・これはもう完璧な「美」の法則である、笑顔の美しさにただ唸り見愡れるばかりだった。

核酸ドリンク


  1. こんにちは、お元気ですか。
    もう平常の生活に戻られたでしょうか。
    僕は「十年一日」のごとく生きています。
    だから「盆と正月」が苦手なのです。(苦笑)

    「美の法則」には、納得させられますね。
    思わず僕も唸ってしまいました。(笑)
    今の子どもたちは、「美人」とか「綺麗」とかいう言葉は使わないそうですね。(受け売り^^;)
    とりあえず、「カワイイ」と言っておけば好いそうです。(笑)
    偶然見たTVでは、「カワイイ」は日本ブームに乗って世界的に流行っているそうです。
    ニューヨークでは「日本食レストラン」が予約待ちになるほどの流行だそうですし・・・。
    日本の文化が世界をリードしてゆくのも面白いですね。

    コメント by 変人です(^▽^) — 2006/1/16 月曜日 @ 17:13:45

  2. >変人さん 今年もどうぞよろしく!

    そうですね、お正月とかクリスマスが苦手な感覚って良く解ります。
    私も家族が居なかったら・・・苦手の部類かも(笑)

    ワォ!「カワイイ」が主流だと範囲はお爺ちゃんから赤ちゃん、近所のお姉さんまで広がってしまいます(笑)。困ります。
    綺麗や美人って言葉が似合う人が少ないせいで使わないのでしょう。

    多分この女優さんを変人さんもファンだと思います。息子も大ファンなんですよ。

    しかし日本は
    今日も明日もニュースが一段と騒がしいことになりそうで証人喚問の影が薄まらないように願いたいです。

    コメント by patra — 2006/1/16 月曜日 @ 23:13:46

  3. >カワイイ

    確か、ハーバード大学でcutism(カワイイ主義?)についての
    パネルディスカッションが、何年か前にあったと思います。
    日本の文化の特徴、って。 確かに。

    memoir of a geisha(映画SAYURIの元本)を読んでいるのですが
    その中にも、水揚げ前後(18歳とか?)を芸者として
    「もっとも成熟した/食べごろの」時期って書いてあって、
    ちょっとびっくりしました。
    日本の若さ信仰は、年季が入ってるなあ…!

    せっかく、美を称える言葉がごまんとあるのに
    「カワイイ」だけでべったりと塗りこめてしまうのは
    もったいないですよね。

    コメント by たばた。 — 2006/1/17 火曜日 @ 12:55:54

  4. 「美の法則」、まったくその通りですね。
    容姿と心の両方に美を具えた女性にはかないませんが、
    女として努力は怠らないようにしたいものです(反省。。。)

    あたりまえの気遣い、挨拶、一度に複数の動作をしない、
    いい女になるための、最低限の努力目標です。

    コメント by ヒロ子 — 2006/1/17 火曜日 @ 20:39:50

  5. >たばたさん
    SAYURIの原作を読んでいるのですか?御主人は何と感想をお持ちかしらん?
    誤読されると大変(笑)モチロン冗談デス。
    日本では30過ぎは「お褥払い」立派に中年なんですよ大奥の昔から・・
    かわいい、cuteはもちろん「美」の重大要素の一つですよね。

    加えて様々な要素が個性となって「美」を醸し出すものだと更に良いかと・・健気とか潔いとか純粋とか度胸とか勇気とか・・欲張りですが(笑)

    絶対条件が「良い性格」じゃないかと確信しました。(笑)

    性格の良さってどんどん進化するから「菩薩」天女に近くなるような気高さが。

    コメント by patra — 2006/1/18 水曜日 @ 1:06:23

  6. >ヒロ子さん
    >一度に複数の動作をしない、
    言えますね〜素晴らしい。
    これは男の人にも言えますね、私も最近ゆったりと構えるにはする事が多くちょいと身につまされました。

    昨日久しぶりに身辺を振り返ったら母が一段と小さく縮んでて泣けました。性格だけは凄く良いのに加齢とは残酷なものですね。
    去年美容院の先生に言われて髪を「施設の老人風」に切ったのですが彼女に似合わない。
    目下パーマじゃない方法を考慮中です。
    老人は絶対に「かわいい」が良いと思いました。
    年をとったら「可愛い」を目指そう♪

    ハ!?
    と言う事は日本とアメリカは「カワイイ」の年齢意識が逆だ。

    コメント by patraつづき — 2006/1/18 水曜日 @ 1:14:31

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