心に酵素を取り入れる本・・
不老の方程式」和田秀樹著 文芸春秋社
この本を読むと偶然かもしれないけれど私が高齢の両親に実践していた健康法の一つ、肉食を頻繁に食べさせていた事が老人が惚けずにいる良い方法ということが解った。
医者の善し悪し、薬の常識などを名医と名高い9人の医師にインタビューする形で書かれた本である、これからは誰もが家に老人を抱える比率が高くなる日本人ならば知識として頭に一度は入れておくべき本だろう。
著者も老人精神科医として現役で臨床を経験されているので質問の的を得ている。
年をとったら粗食・・は嘘で、中高年よ肉食せよ!の柴田博(桜美林大学大学院教授)先生のお話や近藤誠先生の日本の医療水準がアメリカ並になるには50年掛かる・・といったお話は今までの常識を覆されますが知っておくほうが良いでしょう。
マーガリンがいかに身体に悪いか!はそろそろ常識化していますが、バターが脳に良い!という事は知られてませんね。
「patraさんの食事は肉食が多いですね」と先日も尋ねられたばかりでしたが、この本を読むことによって無意識に選んでいた彼等が好む物・・が正しい食事と知りちょっと安心しました。
すべてにバランス良く腹8分・・心の若さをうしなうなかれ・・処方薬を捨てるセンスも大事・・など眼からウロコです。
政治と同じに医療もただ医者の言いなりに成るのでは無く「自分はどう生き(死に)たいのか?」のしっかりとしたセルフオピニオンがとても大事な時代へ入ったと思います。
検査入院の途中で誤嚥し肺炎になって逝ってしまった父にも是非読ませてあげたかった本です。
老人になって衰えるのは、全力疾走したり車を運転したりという「動作性能力」だけ。
ものごとの価値判断をしたり言語を扱ったりする「結晶能力」は衰えず、亡くなる直前にストンと落ちるだけ・・・と知って父に謝りたい。
「子供扱いするな、けしからん」と良く叱られたからですが、失礼だったなぁと後悔先に立たずです(笑)
老人を知る・・とは人間学を知ることと一緒だった。
胡瓜の皮が固くなると秋の気配・・・酵素のかたまりの糠ずけでほんのお湿り程度・・・
「ワイン1杯、医者要らず・・・」を思い出しながらの読書。
「酵素」なしでは手足を動かしたり、考えるたりすることさえできない!
酵素はあらゆる生物の生命をささえる不可欠な物質です。しかも 熱に弱い、生き物でもあります。
人間の体内でおこるほとんどの化学反応のすべてに必要なものです。身体、器官、組織、細胞など、すべては代謝酵素によって動かされているのです。
しかし残念ながら、…
トラックバック by 新健康常識事情 — 2006/1/9 月曜日 @ 17:39:52