音のない世界
謎のピアニストの表情を見ていたら重症を負って入院中の子供達が良く見せる無表情と重なった。辛いけど何が自分に起っているのか理解出来ない心細い目・・・こんなに情報が進んだ時代なのに未だ身元が分からないとは・・・その事が怖い。
昨日、急に家のTVの音声が鳴らなくなってしまいました。
暫くサイレントな世界で画面を見ていたがとても不便です。画面のテロップだけで、役者の表情だけでは意味が読み取れづ楽しさが皆無。だがまて!この無音で生きる人も居る・・・この感覚なのか?
TV画面に時々大きくテロップや文字が流れるのが煩かったが、これは耳の不自由な人への最小限のサービスだったのだ、と、やっと気がついた。
図らずも疑似体験した事で改めて音が聞こえる世界で、日々暮らすという事がどんなに楽しいことか!を改めて考えてしまった。
充分に贅沢な世界に暮らしていたんだ。