眩しい歯並び
韓国へ出張したさとなおさんの日記を読んでいたらキムチが日本の物と全く違う、塩辛が決め手!みたいな事が書いてある。それならあそこだ!と突然、韓国大使館の前、仙台坂の韓国キムチの店を思い出した。教えてもらったのはかれこれ15年も前なので未だあるのかは知らないが、左側に韓国大使館のゲート、厳めしい顔の警備員が立ってこちらを睨んでいる。ちょうど坂を登り始める途中の小さい店なので、車を駐車しづらく、買いに行くのが億劫になって久しい。麻布十番に住んでいる友達に連れて行ってもらった日はカルチャーショックだった。小さい店に美味しそうな漬け物の桶。沢山のキュウリやカクテキやキムチに交ざって全く知らない食べ物や漬け物が店先に溢れるように並べてあった。小父さんが一人通れば塞がるような通路に立ってぼんやりと物色していると、やはり車で乗り付けたハチ切れそうな若い韓国人と思しき女性が私を見て「ここは、おいしいのよ!ほかじゃ食べられないのが一杯あるから!」と声をかけて来た。いかにも初心者風の私が選びあぐねているので邪魔だったのかもしれない。端に避けると、テキパキ注文しながら私を振り返って「いいから、ここのイカのキムチ漬けを買っていきなさい。」と綺麗な歯で笑った。
帰りの車の中は物凄い匂いになっていた。キムチや大根のカクテキ、キュウリの何とかやゼンマイのナムルと一緒に恐る恐る購入したイカのキムチはプラスチックの丸い容れ物に入っていた。早速、家で店開き、「要らない、要らない」と手を振る母にも無理矢理試食させて私達も食べて驚いた、日本の塩辛とは全く別物だったが実に美味しいのだ。
「いいから、騙されたと思って、そっちの大きい方、買いなさい」と自分のキムチのデカイ包みを車へ運び込みながら笑ったその人の白い歯に惹かれて選んだ初食べもののイカのキムチ(正しい名称は知らないけれど)旨味のコクが凝縮されていた。梨か何かの甘味と生イカと唐辛子とニンニク・・・?。その後、飽きるまで定番のように買いに行きキムチの雑炊等、漬け物の残り汁を利用する料理法なんかも店の常連さんに教わった。いま、気がついたんだけど健康そうなあの歯の魅力、TVから微笑みかけるヨンジュンさん達、韓流の人たちの歯と同じだった。キムチに入っているアミの塩辛のせいだろうか?カプサイシンの効き目か、鶏の足先まで食す韓国の食文化!とにかく侮れない食べ物ではある。「はつらつ」や美肌、健康な歯並び、「整形だよ」と言われても心惹かれてしまう。
食べなくなったのは父達と台所が一緒になったからかもしれない・・・。
東京で行きたい店がまた増えちゃったなー
でも観光で行くと中々そういう小さな店にはたどり着けないんですよねえ。
私キムチだいすきです。
塩辛もすきだから、きっとおいしいんだろうな。
チャンジャっていうたらの胃袋(だったけかな?)のキムチも大好きなんだけど、ありましたか?
チャンジャなら、いつも三杯のごはんも五杯ぐらいいけます(おおげさ)
コメント by rosemary — 2004/11/21 日曜日 @ 16:06:10
貴女は優しい方ですね>rosemaryさん♪
こんな所もきっちり押さえて感激です。貴女の鶏レバーの煮込みも美味しそうで
朝、お腹が鳴りました。
私は年寄りの居るせいで、なかなか韓国料理には目覚めなく、名前もほとんど
知らないで過ごしてきたので、チャンジャ・・・タラの胃袋、知りませんけど美味しそう〜。
焼肉なんかも池田万寿夫さんに仕事帰りに連れていかれた四谷のが初体験!という
知識の無さでした。
焼肉は甘いタレが苦手、洋食の肉の方が好きでしたが、塩辛とキムチと冷麺には
目がないのです。
でもセンマイも生レバーも全然だめな音痴です。
コメント by patra — 2004/11/22 月曜日 @ 0:47:09