「匙だと思え・・・」
毎日の仕事が窓から入る風のために埃を掃除すること、ってほんとに何とも・・・
マイペースな日々です。
あと１０年だけ頑張るつもり。
人生の四耐の内で一番難しいとされるのが閑に耐える！だそうだが何と
日々煩わしく暮らし退屈する事が無い。
勉強するのだけが趣味だった父親を見習って、彼の本を改めて読もうとしたら、何と！書棚に父の著書が１冊もない。なんという親不孝か、と改めて愕然としました。古い家と共に壊され消えてしまったのでしょう。
父の言葉で役に立った事は多いが，傑作は入れ歯の件・・・
老人は食事後にすぐ歯を外す，例外無く我が家の老人ふたりもその習慣だった・・・嫌で堪らなかった。
何時も文句を言っては争った。すると笑いながら父は
「馬鹿言え。我々のは歯じゃないよ、匙だと思え、匙ならお前も洗うだろう・・・」
成る程と思った。
母がこの池之端に来て口内炎や嚥下性肺炎にならぬように入れ歯を外し良く洗ってあげては、また嵌めてあげました。朝と夜の二回。潔癖性の私がもう少しも嫌では無かった。
「匙だと思え・・か（笑）」思い出し笑いしながら・・・丁寧に指で洗ってあげた。
ものは考えようである。そして今、私は自力の老後の為に歯のケアを怠らない。
猫用のカフェボールに毎朝，新しいお水を入れてあげても水道の蛇口を捻るのを待って飛び乗ってきます。
笹一葉、
鯵のタタキ
相当にせっかちになっている自分を発見。